- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Sun, 15 Oct 2023 12:30:09 +0900
- To: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>, 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Taro Yamamoto 様 みなさま 小林 敏 です. 繰り返しますが,以下の山本さんにいっていることを,私は何ら否定いたしません. “行送り方向のサイズが文字サイズとなる”という定義が,それほど根拠のある話ということではない,ということだけを言いたかっただけです. 行中に文字サイズや変形を行った文字が入った場合も,どうなるかも考えないといけません. また,和文フォントに含まれるアラビア数字は,通常の場合,正立した文字の上下が文字サイズです.そして,この文字を縦組にした場合,一般には横転させます.この場合は,“行送り方向のサイズが文字サイズとなる”が,正常な向きにした場合は,“行送り方向のサイズが文字サイズとなる”とはなりません.そして,アラビア数字をどの向きに配置するかは,通常は決まりますが,それを規定していることは,たぶんないと思っています. ですから,JIS Z 8305(活字の基準寸法)のような文字が正立した場合の上下のサイズという決め方であれば,上に説明したアラビア数字の場合は,それでよい,ということになる.(文字の外枠が正方形でない場合を考えると,JIS Z 8305の定義は,たぶん,うまくいかないだろうと思う.) Kobayashi Toshi wrote >> この場合,横組では,天地サイズが文字サイズですから,天地が20ポ(左右は18ポ)ということになります.縦組では左右サイズが文字サイズですから,左右を20ポにすると,天地は22.22ポになります.つまり,組方向が変わると字面の大きさが変わります.これでいいのかな,という疑問です. Taro Yamamoto さんwrote >そうはならないと考えます。 “そうはならない”ということは,よくわかっています.考えていくと,このようにも言える,ということを示しただけです.
Received on Sunday, 15 October 2023 03:31:05 UTC