- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Thu, 21 Sep 2023 20:30:20 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-Id: <1BA25E06-8C25-4236-B349-240F01F63A0C@mac.com>
敏先生、 ありがとうございます。インラインで: > ここでは、議論の余地のない根源的な特徴を説明し、そこから理解できる自明でない性質として「行長を全角の整数倍とするジャスティフィケーションが基本」だ、と説明したいのです。1.4.1 の存在する意味はほぼ、「なぜ」行長を全角の整数倍とするジャスティフィケーションが基本かの説明です。これを特徴の一つとして加えてしまうと、この意図の力がなくなってしまうように思います。 考えてみれば、その組み立てなら「行長を全角の整数倍とするジャスティフィケーションが基本」の子見出しの下で、二つの性質(これらは組版の特徴ではなくて、日本語の書体と書記の性質)を説明して、だから行長が全角の整数倍に組版するんだよ、という方が自然ですね。試しにそうしてみました。 > 2023/09/21 12:27、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > 木田泰夫 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > 以下の件,了解.木田さんの方針でまとめていただいて結構です.いくつか追加的説明をしておきます. > > “ワードスペースで分割する,そこで行長の調整を行われるが,日本語語ではワードスペースがないので,それができない”,ということを初心者を考えれば追記した方がよいように思います. ワードスペースがない vs 任意の文字で折り返し、は関係があるけれど因果関係があるわけではないので、欧文にはワードスペースのあることを説明的に後ろに付け加えました。 > それと,“字間”は文字の外枠と外枠のアキと,JIS X 4051やJLReqで定義されているので,ここの説明に“字間”という用語を使うことは,すこし問題がでるかもしれない. おお、確かに。とするとまずいですね。 英語だとサイドベアリングですが、これは普通の人は聞いたこともない専門用語でしょうし、字面、という言葉も馴染みがないし。説明的に「字の黒いところ同士の間隔」? うーむ… 字面、を説明して、「字面の間隔」? ここは性質の説明であって精密になる必要はないので、普通の人がそこは何?と言われたときに使うであろう「文字の間隔」程度でいいのかな。この表現にしました。 いま気がついたのですが、精密な話をするときは「文字」という言葉も注意が必要ですね。JLReq 1.4 に「全角のモノスペースの文字・記号を字間を空けずに(ベタ組にして)配置する」とあります。この説明が成り立つということは「文字・記号」という言葉が枠全体を指す概念だということになります。とすると文字という言葉を使うときに少し用心が必要です。もしくは、一般用語としての「文字」とコンフリクトするので、枠全体を指す用語として別のものを考えた方が良いのかも。文字ボティ?文字枠? > “字詰め方向”(私もしっくりこないが,)と“行送り方向”は,JIS X 4051やJLReqで定義されている用語ですので,どこかで使わないといけない.ただし,この段階では使わなくてよい.ただし,これにかわる別の用語の使用は避けた方がいいように思います.そこで考えられる方法は,用語を使用しないで,少し冗長になるが説明するという方法です. > 例:文字を並べていく方向(横組でいえば左から右の方向),行を並べていく方向(横組でいえば上から下の方向) そうですね、二章では正式な用語を使うとして、ここでは「文字を並べていく方向」とします。 > それから,“美しくない”というのはけっこう判断によるので,その少し前の言い方として以下が考えられるが,……, > 整った印象を与えない 「整った印象を与えない」にします。ありがとうございます。 > >binn:上記の特徴は字詰め方向の配置方法の問題であるが,行送り方向(行を並べていく方向)でも,日本語組版と欧文組版では違いがある. これはどんな違いがあるんですか? 書き手が意識すべき重要な差なら加えましょう。 上記に沿って1.4.1を整えました。 https://github.com/w3c/jlreq-d/wiki/1.4-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%AE%E7%B5%84%E3%81%BF%E6%96%B9%E5%85%A5%E9%96%80 木田 > > 木田泰夫 さんwrote > >> 敏先生、 >> >> Wiki がコメントが蓄積して見にくくなってきたので ^^; こちらで。 > > Wikiとメールと適当に組み合わせていく方法かもしれない.
Received on Thursday, 21 September 2023 11:30:40 UTC