- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Thu, 31 Aug 2023 11:57:45 +0900
- To: 小林龍生 <tlk@kobysh.com>
- Cc: 木田泰夫 <kida@mac.com>, Yamamoto Taro <tyamamot@adobe.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
小林龍生 様 みなさま 小林 敏 です. >杉浦康平さんを中心とする写植の詰め組への移行 これは主に見出しの話,本文組ではどうなるかは別.しかも,私にいわせれば,杉浦康平さんは詰めすぎ.(見出しのように大きな文字では,読みやすさは,それほど問題にならないので,何か特徴を出すということで成功したのではないかな,と疑っている.) 本文組の詰め組も,写植時代に行われている,今日のDTPで行われている.それが読みやすいかどうか,その点については結論はでていない,ように思う. それから,理想的な読みやすいことを実現するといういろいろな挑戦はあってよいが,それは,かなり専門的な目が必要.ごく普通の人が,ごく普通に実現するにはどうしたらよいか,ということが問題. これまでいろいろ挑戦があったが,見た目の印象はよくても,実際の読むという点,特に長文のドキュメントでは,私の読書経験からいえば,あまり成功しているとは思えない. 小林龍生 さんwrote >木田さま、敏さま、みなさま、 >小林龍生です。 > >木田さんの、「タイトルを変えました」で、ストンと落ちました。 >大切なことは、行長を全角の倍数にすることではなくて、読みやすく不自然にならな >いように、時間は適度に詰めて(原則ベタ、フォントのデザインによってはやや詰 >め)組み、行間も適度に開けること。 >従前の活版組版から、杉浦康平さんを中心とする写植の詰め組への移行、中村征宏さ >んのナール(詰め組が不要な本文書体)の開発という流れを踏まえれば、行長が「全 >角の整数倍であらねばならない」などということは、ぜ〜んぜんない、ということは >明らか。 >jlreq-dにおいては、「日本語の読みやすさとは」みたいな感じで、字間、行間、マー >ジンの問題を、(Natの言う)ベストプラクティスとからめて書いておくのがいいのか >な。ま、もう少し、先の議論だけれど。
Received on Thursday, 31 August 2023 02:58:37 UTC