- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Mon, 24 Jul 2023 14:13:23 +0900
- To: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
木田 様 小林 様 みなさな 小林 敏 です. 以下,先日お送りしたものを書き直しました. >8. 固定レイアウトとリフローレイアウトとの違い 2. 2 日本語文書の基本となる組体裁 2. 2. 1 組体裁の設計 印刷:基本版面を設定し,次に紙面内の配置位置を決める(もちろん,相互に考えるが).内側を決め,次に紙面との関係で余白が決まる. モニタ:何をどんな手順で決めるのか? また,何を決めるのか? 必ずしも印刷のように内側を決めて,余白が決まるという手順にはならない. 2. 2. 2 基本となる組体裁 印刷:1パターンないし数パターンを厳密に決める. モニタ:モニタにおける“基本となる組体裁”とは何か? そもそも,そのように考えないのか? でも何かは決めないといけないが,それは何か? 2. 2. 3 基本となる組体裁の主な設計要素 仕上りサイズ:どのモニタサイズに対応しているか.その種類を決める. —何も対応しない —モニタサイズに応じた設定を考えるか 組方向:望ましい又は選択してほしい組方向. —デフォルトの設定(必須) 任意でもいいか,ブラウザは横がデフォルトか? —望ましい組方向(任意) できれば縦で読んでね,という指示 —組方向の固定指示(任意) これは是非,縦で読んでね,という指示 基本版面の体裁及びその仕上りサイズに対する位置:後述 柱とノンブルの体裁:なし,かわりにナビゲーションの指示 —内容を示すナビゲーション(任意) —全体の中での位置を示すナビゲーション(任意) —目次の表示と現在位置を示すナビゲーション(任意) —その他のナビゲーション(任意) *ナビゲーションではないが,索引はリフローレイアウトで必要か.索引は検索に利用されるだけではなく,そのドキュメントに何が書かれているのかを,テキストを読む前に確認できる,という役割のある(目次とは,取り上げ方が異なる). 2. 2. 4 基本版面の設計要素 そのそも,そのドキュメントの基本的な設定(デフォルトの設定)と考えれば,なんらかの設定は必要になる,と考えるのか? それとも,別の考え方をするのか? 文字サイズ:どう設定するのか? モニタサイズに応じたデフォルトのサイズを決めるのか? フォント:選択してほしいフォント? デフォルトの指示か? 行間:どう設定するのか? デフォルトを設定するのか? *行長に応じて可変の行間は設定できないか 行長:どう設定するのか,不要か(モニタサイズと余白から決まる). *使用文字サイズの倍数による設定は必要か? *行長の最短,または最長を制限したい場合がある. 行そろえ:デフォルトは何か? *行頭・行末そろえか.それとも行頭そろえか? 段落間のアキ:段落間を大きくする方法は,どう考えればよいか. *短いドキュメントの場合は,それほど感じないが,長文のドキュメントでは,その区切りが大きすぎて,流れるように読む際の妨げになると感じたことがある.印刷した本であるが,岡嶋裕史著“Web3とは何か NFT、ブロックチェーン、メタバース”(光文社(光文社新書),2022.12.30)は,全てではないが,多くの段落間を1行アキにしている.読んで行く際にやや,そのアキが気になった. 段組:その使用?? *画面サイズが大きくなった場合,段組が考えられるが,その段組にする単位は何か? 段落単位か,ドキュメント単位か,表示される単位か(これは演算が結構大変そう) その他,文字へのカラーの適用,バックグラウンドのカラーなど
Received on Monday, 24 July 2023 05:14:07 UTC