Re: simple-ruby ドキュメント

 shimonoです

On 2023/05/21 10:38, 木田泰夫 wrote:
> 一つは熟語ルビです。熟語ルビが二行に分割されることを許す場合、ここで書いてある 2 レベル処理ができません。つまり、一旦全体の文字列に対して level 1 & 2 の処理を行い、全体が行に入らないことがわかったとします。モノ&グループルビの場合には単に次の行の先頭に送れば良いので level 2 の続きを行うだけで処理できます。しかし、熟語ルビの場合には、一文字目に立ち返って、どこで区切れば行に収まるかを、一文字一文字増やしながら level 1 & 2 を繰り返して折り返し位置を発見する必要があります。この際、区切る文字位置によって、ルビを含めた長さが変わってくるので、最初に行った、全体の文字列に対する level 1 の結果を使うことができません。これはまさに私がルビを折り返し可能にしようと提案した際に指摘された問題であり、この問題のために熟語ルビが実装されていないとのこと。

# shapingがあるscriptでの改行処理と似たようなオーバーヘッドなのかなぁ、とかは思いつつも、ルビ文字
サイズがCSSで可変になる(=親文字とサイズで1:2対応とは限らない)ことも考えると、そこまで単純なもん
にもならないですよねぇ、、。


> 二つ目の疑問点ですが、掛ける処理を和字間隔 cl-14 に対してニ分まで許すと、和字間隔を挟んで二つのルビが真ん中で衝突してしまう可能性があると思いますが、いかがでしょうか。

 こちら、JLreqでも同じだと思います。
 書きぶりとして、JLreqでは前後文字にspacingがある場合はその上にかけていい、というのとsimple-ruby
ではspacingを削っていく、という違いはありはしますが。

Received on Monday, 22 May 2023 05:26:01 UTC