- From: 小林龍生 <tlk@kobysh.com>
- Date: Mon, 1 May 2023 09:52:15 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-ID: <CABzg0zsLZ6Pn4zPhMiez+D6GSFfk6REYi1FB5G+_gM3BaK5HOg@mail.gmail.com>
木田さま、敏さま、みなさま、 小林龍生です。 いただいたコメントを受けて、書き直しました。というか、何が言いたかったのかが、だいぶ分かってきました。 明日のミーティングで揉んでください。 2023年4月27日(木) 14:35 木田泰夫 <kida@mac.com>: > まだ読み込んでいませんが、2次元矩形平面が気になりました。 > > > テキストを主とした情報をデジタルデバイスに写像する場合、対象は二次元平面とは限らないのではと思います。例えば、ここにもルビの表示の例として書かれていますが、ポップアップは三次元方向にはみ出たものとしてUIに描かれます。蛇足ではありますが、画面の裏、ソフトウェア上でもこれらは別個の二次元平面を構成して最後に重ね合わせて表示する実装が多いかと思います。また、同じルビの例ですが、単語をクリックしたら発音してくれるのでも立派に機能を果たしてくれるでしょう。 > > 情報を読み上げる場合、これは情報を音声の形で一次元の時間に写像する作業になります。これはアクセシビリティ対応ばかりではなく、たとえば AI > が書籍を自動的にプレゼンのような形で要約して画像と音声で教えてくれたとしたら、これもテキスト情報のデジタルデバイスを通じた写像でしょう。 > > ということで、デジタルになってしまうと、二次元で矩形で、という形が紙の時代ほどは意味をなさないのではと思います。 > > もちろん情報を音声や画像で表現するような形は JLReq-d > の範囲外なのですが。だとすると何が範囲内なのか、という問いが出てきます。「テキストの表示を主とした表現方法」なんでしょうかね? > > 木田 > > > 2023/04/27 14:07、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > > > 小林龍生 様 > > > > 小林 敏 です. > > > > 小林龍生 さんwrote > > > >> 宿題への中間報告。CharGPTは使っていません。 > >> どうも、過去のXMLとCSSの関係とか、SGMLとXMLとの関係とかの議論が、デジャヴのように蘇ります。 > > > >> 文字の列は、(章、節、項などに)階層化され > > > > > この階層化の問題は,すこし詳しく書いた方がいいのではないかな.見出しをどう区別するか,どのような比重で考えるかは,見出しの配置法に直接影響してくる. > > > >> 文字の列以外の視覚要素は、図(figure)と表(table)に分けられる。(⇒本当?敏さん) > > > > 番号を付ける例で考えると, > > 図1,表1とするので,この2つでいいのでしょう. > > > > > ただし,図は,図と写真に分ける例もあります.なお,表の場合,数字を主にした表と文字を主にした表があります.さらに,図や表にはキャプションという文字列がほぼ付き,また説明の文字や注記等の文字列が付きます. > > > > また,年表や年譜などは,表なのかな. > > さらに,化学式や数式は,特に構造式などは,図なのかな文字なのかなあ? > > > > ですので,“分けられる”というよりは,写真や描画した図,罫線といった要素が“含まれる”場合がある,くらいかな. > > > > また,図などは,本文とリンクされることが多いが,必ずしもリンクしないケースもある.たんに雰囲気をだすために図や線を配置するケースもある. > > > >> 本文以外の文字の列は、注釈(annotation)か参照(reference)である。(⇒本当?敏さん) > > > > > 小林さんのいう“参照”が何か分からないのですが,本文の説明の根拠(出典)を示すということなら,それを本文で説明することも可能だし,注記で示すことも可能になる. > > > > ですから,以下のように言うことはできる(以下を適当に要約してください). > > > > > 本文以外の文字の列としては,行中では,括弧書きした注記・引用や,漢字の読み方等を示した振り仮名,注や別項を参照させるための番号・記号が入ることがある.さらに,別の段落にして挿入される引用,さらに別の段落にして挿入される注記が入ることがある. > > > > さらに,本文を読んでいくさいのガイドとなる事項が示されるケースがある(本でいえば“柱”). > > > > > なかには,本文の文字列として,複数のものが交互に示される例もある(つい最近読んだ本では,閻連科著,桑島道夫訳“四書”(岩波書店,2023.1.27)では,書名どおり4つの書が交互に何回も示されている.本では,4つの書のフォントを変えている). > > ).また,本文それ自体の流れも,部分的に強調される場合があるので,一様でない. > > > >> また、2次元矩形への配置に当たっては、本文と他の情報要素との結びつきの強度を考慮する必要がある。強い⇔弱い、近い⇔遠い、など。 > > > > 強度といってもよいが,“どのような関係かを考慮する必要がある”ということかな,その関係の強度があるのかもしれないが,…… > > > >> *古典ものや漢文での語句の解釈だけでなく, > > > > 鈴木健一著“古典注釈入門 歴史と技法”(岩波書店(岩波現代全書),2014.10.17では,古典の注釈は,以下の4つがある,といっています. > > 1 個々の言葉の意味を解説 > > 2 作品の解釈を示す > > 3 作品成立時の状況を再現する. > > 4 典拠を解説する > > *ここでいう典拠は,“本歌取り”などで“本歌”を示すといったことのようです. > > > > >
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Received on Monday, 1 May 2023 00:52:33 UTC