Re: CJKフォントのpalt(詰め組)とkernの関係

 shimonoです

On 2023/04/17 23:16, Koji Ishii wrote:
> 先程は、少し反応的に返信してしまいました、すみません。改めさせていただきます。
> 
> おっしゃるとおり、ここの意見をCITPCの方々がどのように参考にするかは、W3Cとは無関係ですね。ただ、ここで「合意があった」と議論を誘導するのは、ここでの議論スタイルの問題ですので、W3Cで処理するべきかと思います。

 えー、「正式な」という話を持ち出されると結構面倒で、、W3C i18n IGの下のTFではあるんです
が、chairは木田さんですけれど、わたしはteam contactではないことになっているので、話をする
先はteam contactであるrichardになってしまいます。
# あ、という点では、公式にはわたしのFTEはjlreqには0%なので、ここで何をやってても仕事して
ないということになっちゃうわけですが・・・(まぁ、なので、ここにかまけているわたしはi18n
の仕事がほとんどできていない&していない、という公式な内部評価を受領しているわけでもあり
ますが。。。)
 あと、いろいろな紆余曲折の末、
> The public-i18n-japanese@w3.org list ..(snip).. That mailing list should not be used for technical discussion. 
ということになっておりますので、FOを出される際にはそういう背景をご了解いただいた文面であ
ればありがたいです。。


 閑話休題

 個人的な感想、かつ、ISOへ行く前のコメント締切という迫りくる締切に対してタイムリーにリマ
インダを出せてなかったお前が言うか、ではありますが、この該当するフォントを念頭において整合
性を確保していくかどうか、という点を除いたとしてもまだ複数の点で議論や調査が尽くされていな
い状態なところだと思います。(もちろん、山本さんご指摘の原理原則論からするとすべて自明なも
のではあるのだとは思いますが、、ruby/rb/rtと同じく10-20年の歳月は長すぎた、、、?)
 という議論の現状からすると、現実的な路線は、不本意ながらかもしれませんが、石井さんのコメ
ントのとりあえずearly noticeを突っ込んでおく、というのではないのかなと思うところです。逆に
いうと、修正するかどうかについてのISOなどでの議論に耐えられる論理構成でもって提案を投げる
には準備が間に合わないし、しかも(OpenTypeの仕様書のボロボロさ加減もあり)該当の1文だけを
変えてすべて丸く収まるわけもなく他のところにもパッチワークを当てないといけない(し、そんな
のを全部抽出する暇なんて残ってない)のが現状かなという気がしました。
 もちろん、ペンディングにしたとしても市中フォントの調査が進むわけでもない(誰かが手を動か
さない限り)ですし、合意に近づけるわけではないですが、エイやというのでとりあえずスコープを
限定して合意してしまえというのはさすがにここの中でも禍根を残すのかなという気がします。。。



> 村田さんがどのような修正案を提出されるかは、ここでの合意を必要としない点も理解しました。ご説明ありがとうございます。合意がなかった、と認識してくださった上で、何を提出されるかどうかは、村田さんご自身のご判断であるという点は合意します。その場合、どう対処するか、しないかも、ここでの議論ではないですね。
> 
> On Mon, Apr 17, 2023 at 9:27 PM MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp <mailto:eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>> wrote:
> 
> 
> 
>     2023年4月17日(月) 21:10 Koji Ishii <kojii@chromium.org <mailto:kojii@chromium.org>>:
> 
>         ご解説ありがとうございます。
> 
>         JLTFで合意があったかなかったか、という点は、JLTFの責任範疇なので、合意がないのに進めようとするのであれば、手続き上の問題があるとしてW3Cに上げることができると思います。
> 
> 
>     ここでは言いっぱなしで終わると思います。
> 
> 
>         ここでの合意のあり、なしに関わらず、個人の意見としてSC29/CITPCで自分の意見を言うことは、おっしゃる通り範疇外ですね。
> 
>         ただ、正直、そういう形式議論に持って行きたくはないので、根拠なしに意見を無視しない、正当な議論が行われることを希望します。
> 
> 
>     想像でしかない可能性はいま議論しないというのが木田さんのご意見
>     であり、私もそれに賛成します。
> 
>     村田 真
> 
> 
>         On Mon, Apr 17, 2023 at 8:05 PM MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp <mailto:eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>> wrote:
> 
> 
>             2023年4月17日(月) 19:46 Koji Ishii <kojii@chromium.org <mailto:kojii@chromium.org>>:
> 
>                 イマジリーか、イマジリーでないかのデータのないまま、決めつけで異論を排除するのは、少々強引に思えます。
> 
>                 ここはW3C i18n WGの一部ですよね? 他に方法がないなら、W3Cのformal objectionの手続きを検討しますが、必要ですか?
> 
> 
>             いま議論はここでされていますが、
> 
>             SC29/WG3がOFFを担当しているWGである
>             SC29専門委員会(これは国内委員会)は国際投票をする国内委員会である
>             CITPCはリエゾン組織としてSC29専門委員会に意見を提出する
>             ここにいるエキスパートでCITPCに参加している人はここの意見を参考にする
> 
>             というルートになります。したがって、ここでの議論は
>             すべてinformationalです。CITPCでの議論もそうです。
>             決定といえるのは、SC29専門委員会とSC29/WG3
>             とその上位組織(SC29とISO/IEC JTC1とISO)
>             だけです。
> 
>             ここでは何の決定もないのでformal objection
>             は無意味です。W3C Processに、ISOでの
>             投票手続きのことなどありません。
> 
>             村田 真
> 
> 
>                 On Mon, Apr 17, 2023 at 6:40 PM KidaYasuo <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com>> wrote:
> 
>                     イマジナリーな知られていないあらゆる可能性に対する対応は合理的ではないように考えます。
> 
>                     具体的な問題が提起された時に、合理的な対応を考えたいと思います。
> 
>                     木田
> 
>                     iPhoneから送信
> 
>>                     2023/04/17 18:26、Koji Ishii <kojii@chromium.org <mailto:kojii@chromium.org>>のメール:
>>
>>                     
>>                     「懸念」と申し上げました。論理的に存在しうる懸念を払拭できる調査がなされておらず、「大多数はそうだと思う」という意見だけでは、互換性のリスクを含むため、賛成できません。
>>
>>                     私の直感では逆に思っていますが、私も調査はしていません。ただ、既存仕様への変更を提案するのであれば、調査する責任は、変更を提案する側にあると思っていますが、ここは合意できますか?
>>
>>                     現仕様のままで、仕様を明確化するのは、弊害があると思っているため、将来像に合意のないままの明確化には反対、という趣旨です。
>>
>>                     On Mon, Apr 17, 2023 at 6:11 PM 木田泰夫 <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com>> wrote:
>>
>>
>>>                         現在の仕様が曖昧なため、Windows/macOSや既存アプリケーションの多くが、20年以上これに沿わない実装をしてきました。
>>
>>                         まずフォントの仕様を曖昧性のないようにしたいのですが、フォントには具体的にどのような、沿わない実装がありますか? 沿う実装の例は知っているのですが…
>>
>>                         木田
>>
>>>                         2023/04/17 17:36、Koji Ishii <kojii@chromium.org <mailto:kojii@chromium.org>>のメール:
>>>                         On Mon, Apr 17, 2023 at 5:28 PM 木田泰夫 <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com>> wrote:
>>>
>>>                             いいえ、具体的な問題がない限り、期待される仕様と異なるフォントが「あるかもしれない」というイマジナリーな話をする価値はないと思います。
>>>
>>>                             仕様を固めて、もしそれと異なる実装が、実利上、無視できないとしたら、それは実装上もしくは何らかの対処が必要な課題ですが、仕様の問題ではありませんよね。
>>>
>>>
>>>                         現在の仕様が曖昧なため、Windows/macOSや既存アプリケーションの多くが、20年以上これに沿わない実装をしてきました。
>>>
>>>                         仕様を改善することは好ましいのですが、仕様と実装の乖離が20年以上ある時に、大元の問題を解決せず、仕様文面だけを改善するのは、これらの実装がより難しい立場になるだけで、状況を改善するとは思いません。実装者をより難しい立場にするだけの仕様の改変には反対です。
>>
> 
> 
>             -- 
>             Regards,
>             Makoto
> 
> 
> 
>     -- 
>     Regards,
>     Makoto
> 

Received on Monday, 17 April 2023 17:17:20 UTC