- From: Atsushi Shimono (W3C Team) <atsushi@w3.org>
- Date: Tue, 18 Apr 2023 01:07:26 +0900
- To: public-i18n-japanese@w3.org
- Message-ID: <b622113d-da50-af40-2a76-173a5c38aacd@w3.org>
shimonoです On 2023/04/17 17:00, Koji Ishii wrote: > ああ、なるほど。おっしゃるとおり、そこは回避できていますね。 > > ただ、実装の話と同じで、実在フォントへの懸念が払拭されていないため、合意できません。 > > また、「グリフ」と言った場合、どのグリフを含みますか? カーニングには、9種類のテーブル <https://learn.microsoft.com/en-us/typography/opentype/spec/gpos>があり、palt <https://learn.microsoft.com/en-us/typography/opentype/spec/features_pt#tag-palt>ではtype 1が「Recommended implementation」なので、この「Recommended implementation」の強制力がどれくらい強いかにもよりますが、type 1で、ペアに対して、という解釈であれば、その旨記載したほうがいいと思います。 「グリフ単位」というところと、ちっと別スレッドですが「CJKへの限定」というコメントで、幾 つか門外漢から質問を提示したいのですが ・paltとkernが、たとえば「仕様書はこれです。」のような文章で、「す。」のペアのkernを有効に したいからこの2文字"だけ"にpaltも矯正するというのは実際の処理的には現実的ではない気もするの ですが(というか違和感出る表示になりますよね)。。あと、paltの規定であるGPOS type 1 (single adjustment)では > A SinglePos subtable will have one of two formats: one that applies the same adjustment > to a series of glyphs (Format 1), and one that applies a different adjustment for each > unique glyph (Format 2). とありますが、これはグリフ個別にon/offではなく、グリフ単位で指定できるけれども全体一括有効 と思うのですが。。 ・グリフに対して言語による分類がないという話が上がっていますが、GPOS/GSUBのScriptListとか LangSysRecordとかのデータってどういうデータを参照してグリフにアサインされているんでしょう か・・・? > On Mon, Apr 17, 2023 at 4:54 PM 木田泰夫 <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com>> wrote: > > コメントありがとうございます。 > > 3 ですが、この記述はフォント単位ではなくグリフ単位で書かれているので、そのような懸念はないように読めましたがいかがでしょう? > > 木田 > >> 2023/04/17 16:49、Koji Ishii <kojii@chromium.org <mailto:kojii@chromium.org>>のメール: >> >> (3) には合意できません。 >> >> paltを持つフォントで、和文全角、欧文カーニングができなくなります。 >> >> On Mon, Apr 17, 2023 at 4:43 PM MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp <mailto:eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>> wrote: >> >> >> >> 村田さんが提案された内容は大きな問題がありますか? 細かな文面はまだ調整できますよね(村田さん?) >> >> >> はい、文面はいくらでも調整できます。 >> >> 村田 真 >> >> >>> (1) When a font specifies the kern >>> feature for a given glyph without >>> specifying the palt feature for it, the >>> abstract font engine may use the 'kern' >>> feature for rendering this glyph. >>> >>> (2) When a font specifies the palt >>> feature for a glyph without specifying >>> the kern feature for it, the abstract >>> font engine may use the 'palt' feature >>> for rendering this glyph. >>> >>> (3) When a font specifies the 'kern' >>> feature as well as the 'palt' feature for >>> a given glyph, the abstract font engine >>> shall not use the 'kern' feature for >>> rendering this glyph without using the >>> 'palt' feature as well. >> >> それが終わったら次にテキストエンジンの実装や css の動作の議論をしましょう。 >> >> 木田 >> >> >>> 2023/04/17 15:25、Koji Ishii <kojii@chromium.org <mailto:kojii@chromium.org>>のメール: >>> >>> ご返信ありがとうございます。 >>> >>> On Mon, Apr 17, 2023 at 3:03 PM MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp <mailto:eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>> wrote: >>> >>> ><div style="font-family: YuMincho">AV</div> >>> で、カーングをオフにしましょう、というご提案で間違っていないですよね? >>> >>> 游明朝の少なくとも一部のグリフにはpaltがなく、kernはあるという >>> 理解でお答えします。 >>> >>> abstract font engineは、paltがないので(3)は当てはまりません、。 >>> >>> >>> 「abstract font engine」とはなんですか? >>> >>> (1)のmayが効くので、kernだけを用いてカーニングをやっても、 >>> カーニングをやらなくても構いません。つまり、石井さんの >>> ご理解は間違っています。 >>> >>> >>> 仕様上、「may」であるのは理解しています。また、kernのUI suggestion <https://learn.microsoft.com/en-us/typography/opentype/spec/features_ko#tag-kern>では >>> >>> This feature should be active by default for horizontal text setting. >>> >>> なので、これも「suggestion」であり、「should」なので、反していません。 >>> >>> 村田さんのご提案は、仕様上の矛盾を解決するとは思います。私のゴールは、実装者が日本語の組版に詳しくない場合に、互換性を壊さずに正しく実装できない、 あるいは微妙に挙動の異なる複数の実装が現れてしまう、という点を解決するための議論だと思ったのですが、そのゴールが違いましたか? >> >> >> >> -- >> Regards, >> Makoto >> >
Received on Monday, 17 April 2023 16:07:34 UTC