Re: JLreq TF meeting notes 2022-9-20

木田 様
みなさま

 小林 敏 です.

別メールにも書き,繰り返しになりますが,ここにも要点を示します.

ルビと親文字の全体の行中の行送り方向のサイズ(以下,ルビ群の長さという)は,前後に配置する文字や,行頭・行末という位置によっても変化します.“Rules for Simple Placement of Japanese Ruby”では,こうした問題をほぼ無くして,ルビ群の長さは,そのルビと親文字の組合せがでてきた段階で決定されます.

ですので,複雑になるのは,親文字とルビ文字の組合せが増えるという問題です.これはたしかに問題ですが,熟語ルビでは親文字は多くて5文字です.グループルビの親文字で10字超える例はありますが,ある程度の範囲で収まると思われます.

それを超えるルビは,行間注と考えるのがよいでしょう.私の考える行間注は,親文字の字間を空けることは考えていません.そして,親文字もルビも,約物等の例外はありますが,どこでも分割できるというものです.

>敏先生、
>
>二文字三文字熟語に読みが付くような場合に限られるなら、あらかじめ、と言えると
>思いますが、問題は親文字もしくはルビ文字列が長い場合かと。結局全ての場合に対
>して適用できないとなかなか難しいのかなと。

Received on Saturday, 29 October 2022 04:36:54 UTC