- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Thu, 28 Jul 2022 07:21:07 +0900
- To: Yasuo Kida <kida@mac.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
木田 様 みなさま 小林 敏 です. 以下に補足 ルビと親文字との位置関係をどうするかは,様々な方法があります. ただし,シンプルルビないし,ここで考えているルビと親文字との位置関係では,以下の3つしかありません.そして,以下の場合分けに応じて,いずれになるかが決まるということです. A 親文字文字列もルビ文字列もベタ組にして,親文字文字列もルビ文字列の中心をそろえる(親文字又はルビが1字の場合を含む) B ルビ文字列と親文字文字列とを比較して,短い方の文字列の字間並びに文字列全体の前及び後ろを空ける. B-1 ルビ文字列の空ける字間2に対して,文字列全体の前及び後ろを1の比率で空ける. B-2 親文字文字列の空ける字間2に対して,文字列全体の前及び後ろを1の比率で空ける. >モノルビとグループルビに限れば,ルビ配置のルールは以下の場合に分けられる > 1 親文字1字の場合 > 2 親文字2字以上の場合 > a 親文字もルビ文字も漢字又は仮名 > ルビ文字が1字の場合 > ルビ文字が2字以上の場合 > 親文字列長とルビ文字列長が同じ > 親文字列長とルビ文字列長が異なる > 親文字列長が長い > ルビ文字列長が長い > b 親文字もルビ文字のいずれかがラテン文字の場合 > >ここに熟語ルビを含めると,以下になる.問題がaだけですので,そこだけを示す. > 2 親文字2字以上の場合 > a 親文字もルビ文字も漢字又は仮名 > a-1 親文字列に対し,ルビ文字全体が対応している(従来のグループルビ). > ルビ文字が1字の場合 > ルビ文字が2字以上の場合 > 親文字列長とルビ文字列長が同じ > 親文字列長とルビ文字列長が異なる > 親文字列長が長い > ルビ文字列長が長い > a-2 親文字列は一体であり,この親文字に対し,ルビ文字全体が対応している > とともに,部分ごとの対応も示されている(分割可能なグループルビのこと) > 分割しない場合は,a1と同じ,分割した場合は,1又はa-1と同じ > a-3 親文字列は一体であり,この親文字に対し,ルビ文字の各文字ごとに > ルビが対応している(熟語ルビのこと). > 各親文字列に対応するルビ文字列長が,各親文字の長さ以下の場合 > 各親文字列に対応するルビ文字列長が,各親文字の長さを超える場合 > 親文字列長とルビ文字列長が同じ > 親文字列長とルビ文字列長が異なる > 親文字列長が長い 例: > ルビ文字列長が長い > >*これはシンプルルビの内容は同じで書き換えたも,マークアップでa-2とa-3の区別 >が問題. > >熟語ルビを含めた別案.そこだけを示す. > 2 親文字2字以上の場合 > a 親文字もルビ文字も漢字又は仮名 > a-1 親文字列に対し,ルビ文字全体が対応している(従来のグループルビ). > ルビ文字が1字の場合 > ルビ文字が2字以上の場合 > 親文字列長とルビ文字列長が同じ > 親文字列長とルビ文字列長が異なる > 親文字列長が長い > ルビ文字列長が長い > a-2-1 親文字列は一体であり,この親文字に対し,ルビ文字全体が対応して > いるとともに,ルビ文字が親文字1字ごと又は部分に対応しいる(特別の > 指示のないもの). > 分割しない場合は,a1と同じ,分割した場合は,1又はa-1と同じ > a-2-2 上と同じであるが,(特別の指示のあるもの). > 1の親文字1字の場合と同じ > >この別案は,熟語ルビを分解し,a-2-1又はa-2-2とする.いってみれば,ルビの字数 >がどうであろうと,熟語に付くルビをモノルビ的に処理したければa-2-2,グループル >ビ的に処理したければa-2-1を選びなさいということです. > >ただ,a-2-2で親文字列の2文字と対応させて文字列があった場合が新たな問題となる >が,それはa-1で処理すればよい..
Received on Wednesday, 27 July 2022 22:22:33 UTC