Re: 私の宿題: 用語定義と第1, 2レベルの処理への入出力

下農 様

 小林 敏 です.

2つの問題がありますが,

1番目 “処理の例”か,“処理”か

*私の意識のなかでは,ここの説明が具体的ということで,“処理の例”なんですが,…….つまり,“……配置位置は維持する.”ということで,私の説明は終わっている.

2番目 以下にしましょう.【 】内が下農さんのテキストと異なる

別な表現をすると,第1レベルで決めた親文字とルビ文字の配置位置は,第2レベルの処理において修正【しない.】例えば,ルビを含むまとまりが行頭又は行末に配置されようが,その前後にどんな文字が配置されようが【第1レベルで決めた】配置位置は維持する.

*ちょっとくどいが,“第1レベルで決めた”を入れて,明確にしたい.

PDFの方も,後日,修正いたします.

  "Atsushi Shimono (W3C Team)" さんwrote

> shimonoです
>
>On 2022/01/20 09:27, Kobayashi Toshi wrote:
>> 現時点では,以下のようにしたいと考えております.ご検討下さい.
>
> ひとまず、これまでのいろいろな議論をまるっと入れて
>https://github.com/w3c/simple-ruby/pull/84

>にPR建てました。
>
>> 配置ルールで考慮した事項
>> 簡便な配置ルールを考えるにあたっては,次のような事項を考慮し,また前提とし
>> た.
>> 
>> (1)ルビは,親文字の……
>> 
>> (2)縦組と横組とで……
>> 
>> (3)2レベルの処理方式とした.最初に親文字とルビ文字の配置関係を決め,その
>> まとまりを行に配置する処理を行う.別の表現をすれば,ルビを含むまとまりが行
>> 頭又は行末に配置されようが,その前後にどんな文字が配置されようが,最初に決
>> めた親文字とルビ文字の配置位置関係を維持し,修正することはしない方法とした.
>> (ルビの配置処理において,ルビの配置位置が行頭・行末の位置や親文字の前後に
>> 配置される文字に影響を受け,それらを参照したうえで最終的な親文字とルビの配
>> 置位置が決まるが処理方法がある.こうした方法の例としては,JLReqの付属書の“
>> F. Positioning of Jukugo-ruby(熟語ルビの配置方法)”で説明されている方法が
>> ある.こうした処理方法は処理が複雑になることから,こでは採用しなかった.)
>> 処理の例を示すと以下のようになる.なお,この処理で使用している用語は以下で
>> ある.
>
> 「処理の例」ではなく処理そのものの定義?という感がしました、がいかがでしょ
>う?
>
>>  基底とルビの対:親文字(基底テキスト)とルビ文字の対
>>  不透明な基底ルビボックス:矩形ボックスであって,親文字(基底テキスト)と
>> ルビ文字の両方を含み、さらに基底とそのルビの相対的な関係を指定するもの
>
> 一旦、untransparent `ruby box`としてます。
>
>> 第1レベルのルビ処理の入力と出力
>> 入力:基底とルビの対,現在の行で利用可能な領域及び他のパラメータ.ただし,
>> この基底とルビの対の前後の文字は含まない
>> 出力:1つ以上の不透明な基底ルビボックス
>> 
>> 第2レベルのルビ処理の入力と出力
>> 入力:不透明な基底ルビボックスの大きさと,基底とルビの対の外にあるもの
>> 出力:レイアウトされた文書
>> 
>> なお,補足すれば,第2レベルのルビ処理では,不透明な基底ルビボックスの内部に
>> 立ち入らない.
>
> この最後の補足は、
>> 別の表現をすれば,ルビを含むまとまりが行頭又は行末に配置されようが,その前
>> 後にどんな文字が
>> 配置されようが,最初に決めた親文字とルビ文字の配置位置関係を維持し,修正す
>> ることはしない方
>> 法とした.
>というところを
>> In other words, relative positions of the ruby annotation and its base text 
>> as decided in the first level 
>> are not modified by the second level such as in light of any characters or 
>> line edge preceding and following the <a>ruby box</a>.
>としてまとめています。
># 別な表現をすると、第一レベルで決めた親文字とルビ持ちの配置位置は、第二レベ
>ルの処理において修正
>することはしない、例えば、ルビを含むまとまりが行頭又は行末に配置されようが,
>その前後にどんな文字が
>配置されようが配置位置は維持する。
>
>
> いかがでしょうか?

Received on Saturday, 19 March 2022 00:51:37 UTC