- From: Atsushi Shimono (W3C Team) <atsushi@w3.org>
- Date: Fri, 18 Mar 2022 16:11:58 +0900
- To: public-i18n-japanese@w3.org
- Message-ID: <fa26c164-ffbd-6ab7-2ebf-f5578265703f@w3.org>
shimonoです On 2022/01/20 09:27, Kobayashi Toshi wrote: > 現時点では,以下のようにしたいと考えております.ご検討下さい. ひとまず、これまでのいろいろな議論をまるっと入れて https://github.com/w3c/simple-ruby/pull/84 にPR建てました。 > 配置ルールで考慮した事項 > 簡便な配置ルールを考えるにあたっては,次のような事項を考慮し,また前提とした. > > (1)ルビは,親文字の…… > > (2)縦組と横組とで…… > > (3)2レベルの処理方式とした.最初に親文字とルビ文字の配置関係を決め,そのまとまりを行に配置する処理を行う.別の表現をすれば,ルビを含むまとまりが行頭又は行末に配置されようが,その前後にどんな文字が配置されようが,最初に決めた親文字とルビ文字の配置位置関係を維持し,修正することはしない方法とした.(ルビの配置処理において,ルビの配置位置が行頭・行末の位置や親文字の前後に配置される文字に影響を受け,それらを参照したうえで最終的な親文字とルビの配置位置が決まるが処理方法がある.こうした方法の例としては,JLReqの付属書の“F. Positioning of Jukugo-ruby(熟語ルビの配置方法)”で説明されている方法がある.こうした処理方法は処理が複雑になることから,こでは採用しなかった.)処理の例を示すと以下のようになる.なお,この処理で使用している用語は以下である. 「処理の例」ではなく処理そのものの定義?という感がしました、がいかがでしょう? > 基底とルビの対:親文字(基底テキスト)とルビ文字の対 > 不透明な基底ルビボックス:矩形ボックスであって,親文字(基底テキスト)とルビ文字の両方を含み、さらに基底とそのルビの相対的な関係を指定するもの 一旦、untransparent `ruby box`としてます。 > 第1レベルのルビ処理の入力と出力 > 入力:基底とルビの対,現在の行で利用可能な領域及び他のパラメータ.ただし,この基底とルビの対の前後の文字は含まない > 出力:1つ以上の不透明な基底ルビボックス > > 第2レベルのルビ処理の入力と出力 > 入力:不透明な基底ルビボックスの大きさと,基底とルビの対の外にあるもの > 出力:レイアウトされた文書 > > なお,補足すれば,第2レベルのルビ処理では,不透明な基底ルビボックスの内部に > 立ち入らない. この最後の補足は、 > 別の表現をすれば,ルビを含むまとまりが行頭又は行末に配置されようが,その前後にどんな文字が > 配置されようが,最初に決めた親文字とルビ文字の配置位置関係を維持し,修正することはしない方 > 法とした. というところを > In other words, relative positions of the ruby annotation and its base text as decided in the first level > are not modified by the second level such as in light of any characters or line edge preceding and following the <a>ruby box</a>. としてまとめています。 # 別な表現をすると、第一レベルで決めた親文字とルビ持ちの配置位置は、第二レベルの処理において修正 することはしない、例えば、ルビを含むまとまりが行頭又は行末に配置されようが,その前後にどんな文字が 配置されようが配置位置は維持する。 いかがでしょうか?
Received on Friday, 18 March 2022 07:12:04 UTC