Re: 私の宿題: 用語定義と第1, 2レベルの処理への入出力

MURATA 様
みなさま

 小林 敏 です.

“基底とルビの対”という用語の定義を少し変える.親文字という用語を使いたい.

基底とルビの対:親文字とルビ文字の対

不透明な基底ルビボックス:矩形ボックスであって,親文字(基底テキスト)とルビ文字の両方を含み,さらに親文字(基底テキスト)とルビ文字の相対的な関係を指定するもの

次に,全体の文章の調子をそろえるためと,編集者にもわかるように,以下ではどうか

2レベルの処理方式とした.最初に親文字とルビ文字の配置関係を決め,そのまとまりを行に配置する処理とする.そのルビを含むまとまりが行頭または行末に配置されようが,その前後にどんな文字が配置されようが,最初に決めた親文字とルビ文字の配置位置関係は維持し,修正することはしない方法とした.処理の内容を示すと以下のようになる.なお,この処理で使用している用語は以下である.

 基底とルビの対:親文字(基底テキスト)とルビ文字の対
 不透明な基底ルビボックス:矩形ボックスであって,親文字(基底テキスト)とルビ文字の両方を含み、さらに基底とそのルビの相対的な関係を指定するもの

第1レベルのルビ処理の入力と出力
入力:基底とルビの対,現在の行で利用可能な領域及び他のパラメータ.ただし,この基底とルビの対の前後の文字は含まない.
出力:1つ以上の不透明な基底ルビボックス

第2レベルのルビ処理の入力と出力
入力:不透明な基底ルビボックスの大きさと,基底とルビの対の外にあるもの
出力:レイアウトされた文書
なお,補足すれば,第2レベルのルビ処理では,不透明な基底ルビボックスの内部に
立ち入らない.

Received on Tuesday, 18 January 2022 07:36:43 UTC