- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Wed, 19 Jan 2022 08:27:41 +0900
- To: MURATA <eb2mmrt@gmail.com>, W3C JLReq TF <public-i18n-japanese@w3.org>
村田 様 みなさま 小林 敏 です. Kobayashi Toshi さんwrote >不透明な基底ルビボックス:矩形ボックスであって,親文字(基底テキスト)とル >ビ文字の両方を含み,さらに親文字(基底テキスト)とルビ文字の相対的な関係を >指定するもの 不透明では問題が出る可能性があるので,透明という必要がある.親文字(基底テキスト)のサイズや内容,あるいはルビ文字のはみ出し量がわからないと,配置できないケースがあるので,配置処理の際に内容を参照できる必要がある.行送り方向の配置では,親文字の行送り法のサイズが必要,また,字詰め方向では,ルビ文字のはみ出しがない場合,親文字がラテン文字となると,“不透明な基底ルビボックス”では処理できない.ボックス内のテキストにアクセスできないといけない. 定義案 透明な基底ルビボックス:矩形ボックスであって,親文字(基底テキスト)とルビ文字の両方を含み,さらに親文字(基底テキスト)とルビ文字の相対的な関係を指定するものであり,行に配置処理する場合,その内容にアクセスできるもの >2レベルの処理方式とした.最初に親文字とルビ文字の配置関係を決め,そのまとまり >を行に配置する処理とする.そのルビを含むまとまりが行頭または行末に配置されよ >うが,その前後にどんな文字が配置されようが,最初に決めた親文字とルビ文字の配 >置位置関係は維持し,修正することはしない方法とした. ここの末尾に以下を括弧書きで追記したい. (行に配置する際に,親文字とルビの配置位置について,親文字の前後に配置されている文字や,行頭・行末の位置により影響を受け,それらを参照したうえで最終的な親文字とルビの配置位置が決まる例がでる処理方法がある.こうした方法の例としては,JLReqの付属書の“F. Positioning of Jukugo-ruby(熟語ルビの配置方法)”で説明されている.こうした処理方法は複雑になることから,こでは採用しなかった.)
Received on Tuesday, 18 January 2022 23:33:15 UTC