Re: simple-ruby wide reviewへの対応_熟語ルビの分割

下農 様
みなさま

 小林 敏 です.

以下ですが,そういう見方ができます.しかし,熟語ルビを分割していない場合,分割した場合のそれぞれについて,親文字とルビの対応は一義的に決まります.

ここで主張したいのは,前後の文字,その他の関係で,一義的に決まらないで,変わる可能性はないよ,ということをいいたいのです.まず親文字とルビの対応を決めればいいんですよ,ということです.逆にいうと,親文字とルビの対応,前後の文字の関係,行頭・行末の配置位置などを考慮したうえで,最終的に親文字とルビの配置位置が決まるのではないですよ,ということです.

ですので,熟語が3字で構成された熟語ルビがあった場合,3文字の場合,1字+2字の場合,2+1字の組み合わせでは3つがあり,それぞれの場合において,親文字とルビの配置位置は,それだけで決定され,その配置位置は変化しないよ,ということです.

そこで,2.2の3に,以下の注を追加

2レベルの処理方式 熟語ルビでは,2行にわたる分割を認めている.分割された場合は,分割前の親文字とルビの配置位置は変化する.しかし,例えば3字で構成された熟語ルビでは,親文字は3字,1字+2字,2字+1字の3つの組合せがあるが,それぞれの場合において,親文字とルビの配置位置は,それだけで決定され,その配置位置は変化しない.

> 7 For jukugo-ruby, probably should explicitly say that line breaking opportunities are dictated only by the base text, rather than the annotation text.

> 8 I don’t think jukugo-ruby is actually a two-pass algorithm as defined here, because of line-breaking. The document claims it’s a two-pass algorithm.

Received on Sunday, 31 October 2021 03:33:02 UTC