- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Mon, 16 Aug 2021 09:40:32 +0900
- To: Koji Ishii <kojii@chromium.org>
- Cc: 木田泰夫 <kida@mac.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Received on Monday, 16 August 2021 00:41:39 UTC
石井 様 小林 敏 です. 詳しい説明をしていただき,ありがとうございます. ご参考までに,活字組版の例ですが,例を添付いたします.画像の右から2行目に“愈〻”の例があります.例は,金谷治訳注“荘子 第3冊 外篇,雑篇”(岩波文庫,1982.11.16,1刷,2018.1.15,38刷)です.この本では,“〻”の使用例はけっこうあります. “〻”は,前のメールにも書いたように,漢字の繰り返しを示すということではなく,読み方を示す補助記号なので,付けたりであり,小さく示せばよいという考え方です.この例では拗促音と同じように小さくして右寄りにしたものですが,更に,もっと小さくして上に寄せた例もあると聞いています.(もちろん,小さくしなければいけない,ということはできないと思いますが,全角の台に設計した場合は,見る人が見れば,ちょっとどうかな,と思われる可能性はあるかもしれません……) 最近では,“〻”を使うべき場合でも“々”を使うことが多く,古い文献の引用等でしか使用する例はないでしょう. Koji Ishii さんwrote >敏先生 > >ご指摘ありがとうございます、おっしゃる通りですね。思い返せば、この文字は議論 >した記憶があります。
Received on Monday, 16 August 2021 00:41:39 UTC