- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Sun, 15 Aug 2021 09:52:58 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
木田泰夫 様 みなさま 小林 敏 です. 1点だけ,こまかいことですが, U+303B(VERTICAL IDEOGRAPHIC ITERATION MARK)の“〻”は, UAX#50では,“U”です.“〻”は,“々”と似た意味ですが,ちょっとだけ違っています. 例 数〻 各〻 愈〻 これらは,数々,各々,愈々とも表記します.これを,わざわざ“〻”を使用するのは,例えば“各”でいえば,“各”の1字で“おのおの”と読むんだ.だから,各々は“おのおのおのおの”とも読まれてしまう.これを避けるために,“各”は“おの”とも“おのおの”とも読まれるので,念のために“おのおの”と読むんだということを示すために付ける,ということです.(漢文の読み下しでたまに見かけます.) こうした意味から“〻”では,異体字もあり,仮想ボディに対する位置も,縦組では,やや小さくした字面を右寄せ,あるいは,右寄せ,かつ上寄せにした例もあります.これを横組にした場合はどうなるかという問題(いろいろ意見あり)もあります. ですので,UAX#50で言えば,Tuではないか? 木田泰夫 さんwrote >JLReq TF のみなさま、 > >次の火曜日17日10時から、フォント分科会の予定です。ただ、火曜日までに必要な >データを用意できるか不透明なので、月曜日に再度ご連絡します。今回のお題は、UAX >#50 に対応する場合にフォントに必要な変更についてです。もし話し合いたい議題が >あれば教えてください。 > >次次回は halt / chws への対応の概要について理解を深めたいと思っています。 > >よろしくお願いいたします。 > >木田
Received on Sunday, 15 August 2021 00:56:41 UTC