Re: 合成音声によるルビの読み上げにおける課題について

木田さん、

2021年7月5日(月) 6:32 木田泰夫 <kida@me.com>:

> ルビの使われ方に色々があって、それぞれによって望ましい読み上げ方が違うという課題がよくわかりました。
>
> 現状だと親文字だけを読むのが一番無難そうですが、より良い読み上げを達成するにはどうすれば良いのでしょうね。
>

そう、親文字だけを読むのがもっとも無難です。


> ・ルビに対して使われ方の印をつける(判断と手間が大変)
> ・そして初出を覚えておく
> ・そもそもルビは読み上げ用途に適さないとして、ルビとは別に読み方情報をつける(しかし義訓や行間注はどうする?)
> ・人工知能的な手段で判断する(人間には区別がつくので可能かも)
> などなど
>

いろいろ思いつきます。いままとめている資料では、考えられる
ことをだいたい書いて、特定の方法に肩入れしないつもりです。
実際の仕様制定はまた別に考えようかと。


>
> どの場合でも、システムが十分な情報を読み上げエンジンに渡すことと、読み上げエンジンがそれに対する十分な知識を持っていることが必要になりますね。
>

その通りなんですが、いまの 読み上げエンジンはまったくそこまで
行っていないようです。と思ったら、音声エンジンの Amazon Polly
<https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-polly-japanese-text-optimization/>
はフリガナを考慮しているようです。

村田 真


> 木田
>
> 2021/07/04 8:38、MURATA <eb2mmrt@gmail.com>のメール:
>
> 皆さん、
>
> 日本DAISYコンソーシアムでは、「合成音声によるルビ <https://git.io/JcgdN>
> の読み上げにおける課題について」 <https://git.io/JcgdN>という文書を作成
> しています。
>
> 最終的にはW3Cノートを作成する予定です。日本の
> ディスレクシアやロービジョンの方々の要望も日本
> のディスレクシアやロービジョンの方々からの要望も
> カバーするつもりです。
>
> コメントを歓迎いたします。
>
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> 慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授
> 村田 真
>
>
>

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慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授
村田 真

Received on Monday, 5 July 2021 04:00:59 UTC