- From: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>
- Date: Mon, 5 Jul 2021 01:53:31 +0000
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>, 木田泰夫 <kida@me.com>, "eb2mmrt@gmail.com" <eb2mmrt@gmail.com>
- CC: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
(フォント分科会の人間がコメントすることなので、邪魔だと思ったら以下は無視してください。ただ、若干気になったことを記させていただきます。山本太郎) 「拗音・促音・長音の行頭配置は,デフォルトとしては禁止としてもいい」 というお考えですが、たしかに拗音・促音・長音を行頭で禁止することの利点はありますが、それを許容することよりも明らかに優れていると考えられる理由がはっきりと(私には)理解できません。これは禁止することに利点がないという意味ではまったくなく、ただ許可することにも同程度の利点がありうるのでは、という意図です。とはいえ、許可することも選択可能にしておけば、「デフォルトは禁止でもかまわない」という考えはあり得ます(たとえば、InDesignではデフォルトでは禁止しています)。なので、「デフォルトは禁止でもかまわない」に強く反対しているのではありません。 ただ、「字間調整が発生する確率が高まる方をデフォルトにすることが本当に正しいのか?」 と問われると、「禁止するオプションを用意した上で、デフォルトで許容するのが本来なのでは」という考えに傾いてしまいそうになります。(実際、簡単に手に入る現代の出版物でも、許容している例を頻繁に見かけますので。例えば「ちくま文庫」等)。 また、「拗音・促音・長音の行頭配置」を禁止した場合でも、原稿で拗促音が小書きにされていない、あるいは、長音が母音の連続で書かれている場合には、該当文字の行頭配置を許可するのであれば、「拗音・促音・長音の行頭配置の禁止」というのは、実は「小書きの文字の行頭配置の禁止」を意味しているのではないでしょうか。しかし、そのような解釈をした場合には、小書きの「ケ」、「カ」、「か」等も行頭配置を禁止することになります。(これが問題というわけではありませんが。) 上で書きましたように、少し気になったことを書かせていただいただけです。特に反対しているわけではありません。 山本太郎 アドビ
Received on Monday, 5 July 2021 01:53:46 UTC