- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Tue, 30 Mar 2021 09:26:40 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: "Atsushi Shimono (W3C Team)" <atsushi@w3.org>, public-i18n-japanese@w3.org
敏先生、 > ピリオドの後ろの全角アキは,最近ではほとんどないのではないでしょうか. センテンススペースを広く取るやり方は既に廃れていたのですね(私のはいつの知識!) Wikipedia の “Sentence spacing” の項でも確認できました: > From around 1950, single sentence spacing became standard in books, magazines, and newspapers,[10] and the majority of style guides that use a Latin-derived alphabet as a language base now prescribe or recommend the use of a single space after the concluding punctuation of a sentence.[11] この辺りの説明、原稿を書くときの決まりと、それを印刷するときの決まりとを注意深く見分けながら読まなくてはならないのですが、どうやら印刷する時も、センテンス間スペースと単語間スペースとを同じとする流派が多数派のようです。 ちゃんと調べたわけではないのですが、CSS も自動的にセンテンス間スペースを広くする仕組みは持っていないんじゃないかな。というのはセンテンス末と省略のピリオドを正確に見分ける良い方法がないから。 下農さんが教えてくださった、Thai の例も、自動的に見分ける方法はないでしょうから、そうするとユーザーが打ち分けなければならない。ユーザーはそんなことしませんよね。 ということで、タイ語も英語のようにスペースの幅をもはや変えない、に流れてゆくんじゃないでしょうかね。ものすごく手間をかけて作られた一点もののWebページ、みたいなところだけで使われる。 木田 > 2021/03/30 8:57、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > 木田泰夫 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > 木田泰夫 さんwrote > >> 英語でもありますよね。単語間スペースとセンテンス間スペースは幅が違う。タイプ >> ライターの時にはスペースを二つ入れていましたが、今はおそらくそんなことしませ >> ん。Word などワードプロセッサーは適宜空白の幅を調節していたかと思います。 >> iPhone はセンテンスの後ろに2回スペースを押すという伝統・癖を利用して、ダブル >> スペースでピリオドと空白一つを出力します。 >> >> html/css ではどうなっているんでしょう? どなたかご存知? >> >> 木田 > > html/cssは知りませんが,ピリオドの後ろのアキは,活字組版でも,昔は全角ア > キにしていました.それをタイプライターで表現できない,全角アキはできなか > ったようで,スペースを2個入れていた例は,かつてはあったようです. > > しかし,私が仕事を始めた1970年代には,コンマの後ろと同じで,ピリオドの後 > ろも語間スペース1つでよいというルールになっていました. > > ですから,ピリオドの後ろの全角アキは,最近ではほとんどないのではないでし > ょうか. > > なお,変化があった例に以下もあります. > > 全角ダーシを括弧と用法と同様用法があります.この場合,全角ダーシの前後の > 単語との字間はべた組です. > > これが,これと同じ用法として二分ダーシを使用する方法も採用されるようにな > っています.この二分ダーシを使う場合は,その前後の単語との字間は府語間ス > ペースを使います. >
Received on Tuesday, 30 March 2021 00:27:03 UTC