RE: アドビさんよりの資料(フォント分科会 AJ1 と UAX#50 の問題)

木田さん、


  *   Category 2: 縦横字形が異なりかつ90度回転の関係ではないとフォントが考える字 Tu/Tr

ここには、図像の回転が全角の中心で行われることを保証するためにvertに含めているものがあるかもしれません。
Uの文字に対してvertが割り当てられていて、そのグリフを使った結果も同じ正立の場合は、デザイン上の縦と横の差異のためにvertが割り当てられている場合があります。

Category 7: 縦横字形が90度回転の関係なのでアプリケーションが横倒しすることをフォントが期待 R

                     フォント側は何もしていないので、期待もしていませんが、これは主にプロポーショナルのラテン文字です。

Category 8: 縦横字形が同じ U

                     これは問題なしです。

> 2. ある文字が Tu/Tr であるか R であるかは固定で定められていて、フォントに自由度はない

vertが示すグリフの姿勢がUAX #50の姿勢の「見え」に等しい場合には、vertがある場合には、フォント側のグリフを使ってもらわないと、困ると思います。これは、Uの場合はデザイン上の差異があるためと、Rの場合に、上記の全角中心での回転が保証されない場合は、vertでやらせてもらいます、ということになるのではと感じます。

--Taro


木田

2021/06/11 22:30、木田泰夫 <kida@mac.com<mailto:kida@mac.com>>のメール:

JLReq TF (フォント分科会)の皆様、

15日火曜日のミーティングに向けて、アドビさんから縦書き字形の AJ1 と UAX #50 の問題点を調査した報告書をいただきました。シェアする許可をいただきましたので、転送します。

ミーティングまでに消化しておいていただけると助かります。

下のファイルが要約で、他のファイルはそこから参照されるデータです。
UAX50に関する調査中間報告v1.1.pdf

詳しくは下の山本さんの説明を読んでください。

木田

木田様、

いつもお世話になります。アドビの山本太郎です。
Nat McCullyからお知らせしているかとは思いますが、私が作成したUAX #50関連の中間報告(要約)とその関連資料を下記のリンクからダウンロードしてご参照ください。

https://shared-assets.adobe.com/link/2bc2d484-52e3-4381-6ed0-147fda604563<https://nam04.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fshared-assets.adobe.com%2Flink%2F2bc2d484-52e3-4381-6ed0-147fda604563&data=04%7C01%7Ctyamamot%40adobe.com%7C4eeafc9774cd4996e26d08d92f95b5bd%7Cfa7b1b5a7b34438794aed2c178decee1%7C0%7C0%7C637593142311929902%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C1000&sdata=%2BmAb1e1LsbnlA%2Bhlyjo7c9DAP6IMUAY9TVUtHi8%2FzGk%3D&reserved=0>


ZIPファイルには下記のファイルが含まれています。


0                UAX50に関する調査中間報告v1.1.pdf
1                SummaryUTR50issue1.3.pdf
2                VERT_List_m
3                IDUAX50DiscrepancyV031LqOff.pdf


4                SHSvertlist3_fixed.pdf

0のPDFファイルが主な要約となります。1, 2, 3はその要約が参照するものです。

上記の0–3は、Adobe-Japan1-7のグリフ集合に準拠した小塚明朝Pr6NフォントのGSUBテーブルのvertフィーチャーについて調べた内容(0の前半)と同じフォントをInDesignで使用した場合の挙動について調べたもの(0の後半)の要約です。

それとは別に、4は、Pan-CJKフォントの源ノ角ゴシック(Source Han Sans)のフォントのGSUBテーブルのvertフィーチャーをプロットしたもので、上記1のPDFの後半の説明と関連しています。ただし、源ノ角ゴシックについては、GSUBのvertフィーチャーを調べた段階で、まだInDesign等のアプリケーションの動作との関連は詳しくは調べていません。

取り急ぎ、資料の送付まで。
よろしくお願いいたします。

山本太郎
アドビ

Received on Tuesday, 15 June 2021 01:03:25 UTC