Re: JLReq TF Meeting notes draft フォント分科会 5/18

敏先生、

コメントありがとうございます。言われるように、ほとんどの行末が自然に揃って、揃わない例外的な行が目立ってしまうという問題は私も確かに感じることがあります。ただ、それはラグ組ではなく、書籍において句読点や括弧などの約物が行の最後に来るケースに感じます。行頭でも括弧が来るとあたかもその行がインデントされているように感じます。

逆に私がラグ組で読むものはほぼ(必ず?)コンピューター上で、横組みで数字や英字が多くの行に含まれ、結果として多くの行が小さな差でバラバラになることが多いようです。


と、そもそもの話として、私はラグ組をもっと広めたいなどと思っているわけでは全くないんですよ。ミーティングのコメントはちょっと誤解を招く言い方でした。コンピューター上で見かける殆どのテキストが既にほぼ全てラグ組なので、ラグ組でのレイアウトがどうあるべきかをちゃんと考えようよ、ということです。

書籍は電子のものを含めほぼ両端揃えなのだと思いますが、この伝統を変えなければならない理由はあまり見当たらないように思っています。英語がラグ組になったのは活字をレイアウトする際の効率であろうと想像しているのですが(どなたかご存知?)、日本語はそれを全角ベースにすることによって解決しました。ので、今更ラグ組にすることの経済的もしくはその他の利点が見当たりません。敏先生が述べられたように、単語や文節で区切る方法が簡単にできるようになったらラグ組が必須になってきますね。

木田

> 2021/05/20 15:31、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> 木田泰夫 様
> みなさま
> 
>  小林 敏 です.
> 
> 以下のコメントについて,notesは修正しなくてもよいのですが,説明不足なの
> で,すこし補足いたします.
> 
>  木田泰夫 さんwrote
> 
>> - 行頭行末をそろえてしまった時点で、約物を詰めるか、調整を避けるのを優先する
>> か、という話が出てくる(敏先生) 
>> - 前から言っている、日本語もラグでいいのではないか?というのに近づいている
>> (木田) 
>> - 認めていいとは思うが、習慣の問題でもあるので。欧文も昔は full justfy が主
>> 流だったものが、今は圧倒的に不ぞろいになっている。日本語でもいずれなってくる
>> のではないか?(敏先生)
> 
> 日本語のラグ組が増えていかない理由として,多くの文字が全角で,行長を文字
> サイズの整数倍にし,仮名や漢字を文字間で2行にわたる分割できるとした場合
> で,これをラグ組にすると,多くの行で行末がそろい,少しの行だけで,行末が
> そろわないということになる.欧文のラグ組のようにすべてというか,多くの行
> 末の位置がそろわないということにはならない.このほんの一部だけが行末がそ
> ろわないということは,その一部に何か意味があるのかという疑問を抱かせる恐
> れがあること,また,ほんの少しの不ぞろいは,見た目の印象を悪くする,とい
> うことがあるのではと,私は思っている.
> 
> ですので,日本語のラグ組は,単語又は文節単位での2行にわたる分割とセット
> で考えていく必要があるように思います.単語又は文節単位での2行にわたる分
> 割の場合,行頭・行末そろえは,ほぼ不可能で,ラグ組しか考えられません.
> 
> ですので,単語又は文節単位での2行にわたる分割の自動処理が簡単に処理でき
> るということが進むにつれ,日本語のラグ組も普及していくと考えられるでしょ
> う.
> 
> 以上です.

Received on Thursday, 20 May 2021 14:05:45 UTC