- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Mon, 30 Nov 2020 14:27:05 +0900
- To: "KOBAYASHI Tatsuo(FAMILY Given)" <tlk@kobysh.com>
- Cc: W3C JLReq TF <public-i18n-japanese@w3.org>
小林龍生 様 みなさま 小林 敏 です. "KOBAYASHI Tatsuo(FAMILY Given)" さんwrote >・活版時代に、罫線(表罫や裏罫)を、(倍角ダーシなどの代わりに)本文中に埋め >込むようなことをしていて(→敏さん、本当?)、JIS 私は経験したことないが,ありうるでしょう.活版は,なんでも工夫していまし たから. でもダーシの代わりに罫線で組むのは,けっこう大変そう. 以下の用法の問題. WaveDashは,戦前の印刷の本を見ていると,“差”の数学記号でし掲げていませ ん.つまり,現在の範囲を示す用法も,当時はなかったのでしょう.ですから, 範囲を示すのは,漢数字では全角ダーシ,アラビア数字では二分ダーシにすべき で,WaveDashを使うべきでないということをいう先輩の編集者もいました.でも, いまでは範囲を示す記号として定着してしまっています.これに文句を付けたら, え!って驚かれるでしょう. キッコー(〔〕)も,あれはブラケットを縦組用に変形したものなので(ですか らキッコーには半角がないのではないかな),横組では使うべきでない.使いた いならブラケットを使え!という人もいます.でも,今では横組で使うな,とい う人はいないでしょう. WaveDashの変形長音記号はとしての流用は,もう認めないといけないかもしれな い.ということで,用法は,どこまで認めるか,簡単ではありません.定着して いるかどうかの判断は難しいが,定着していない用法は,考えたくない,といい たいな,とも思っています。 >X0208のシフトJISエンコーディングの時代に、似たようなことがあったのではないか。 >イコールを二重ハイフンの代わりに使ったり、WaveDashを変形長音記号として流用し >たり。 >その点で、田嶋さんの「不本意ながら倍角ダーシの代わりに罫線素片を使っている」 >という発言は、大きな示唆を含むのではないか。 >・JIS X >0213で追加された約物(二重ハイフンや歌記号など)について、元来原案開発委員会 >が想定していた使い方と、現状での使われ方/使われない方を比較してみると、何か >見えてくるかも知れない。
Received on Monday, 30 November 2020 05:28:03 UTC