- From: Atsushi Shimono (W3C Team) <atsushi@w3.org>
- Date: Sun, 26 Apr 2020 14:17:01 +0900
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On 2020/04/24 13:41, 木田泰夫 wrote: > 将来に向けて議論が必要であろうと思っている事項がいくつかあります。私は今のバージョンは W3C でのニーズのためにこれで素早くリリースしてしまって、下の議論は時間もかかるでしょうし次のバージョンでと思っています。 +1 > 素早くリリース そして、個人的には次期simple-rubyでなく、次期JLReqかなぁ、と思うのですが、いかがでしょうか。 > *グループルビの分割規則* > 分割禁止は自動化と矛盾するので(例えば親文字列もしくはルビ文字列が行長より長い場合)、どちらにせよ実装者は何らかの分割を実装する必要があります。また、行長より短い場合でも、長いグループルビは極端な行分割を引き起こします。これをどう考えるか。 > > *熟語ルビが必要かの議論* > 熟語ルビの私の理解した意義は、美しくルビと漢字との対応が付けられる場合だけ対応をつけ(モノルビ化)、そうでない場合には無理をしない(グループ化)。 > > この文書の規則によると、モノルビ化の起こるのは、熟語に含まれる全ての漢字の読みが二文字か一文字の場合のみ(文書の図19)。三文字のものが混じるとグループルビに落ちます(図20, 21)。また「庭園」など全ての漢字の読みが二文字の場合、モノルビとグループルビの配置が同一となりますので、熟語ルビの嬉しさは二文字と一文字が混じっている熟語に限定されると言えます。全熟語のうちどのくらいの割合でしょう? > > アクセシビリティなどの要請でルビが半分より大きくなることもこれからは増えるでしょう。その場合、熟語中の全ての漢字の読みが一文字でないとモノルビ化が起こりません(e.g.「齟齬」)。かつ、この場合モノルビとグループルビの配置が同一となります。結局、熟語ルビの指定をしてもグループルビと同じ結果になりますので、ルビが半分より大きい場合は熟語ルビの存在意義が無くなります。 > > 漢字の読みを示すにはモノルビをつける必要がありますので、熟語ルビは美しさを追求するためにあると言えると思います。それならば、simple ruby には入れずに、advanced features、より高等テクニックとして記述するのが一案かと思います。 ここら辺のデザインセンス(??)上のようなのとか、敏先生の片仮名・平仮名ルビの差異などの歴史的経緯 とか、次期JLReqのNote (かAppendix?)で使いそうなものだと思うところなのです。もちろん、どうやって 次期を進めるかという話もあるかとは思うのですが、何かsnippet的にどこかにトピックごとにまとまった 文章でおく(ところから始める)のはどうかと考えるところです。(simple-rubyではないですが、まとまった 文章に対して更新し始めると散文的なメールよりは思考がはかどるかな、という気もして。) まだどうやって始めるか・進めるかという案を思いつけていないところ(JLReq v2を編集するのは何か違 いますし、、)ですが、ひとまずの提案(?; 無茶ぶり?)まで。。 > JLReq にあって、Simple Ruby で無くなってしまった残念な部分に、熟語ルビの分割があります。熟語ルビはグループルビと異なり、漢字境界で行の折り返しが可能です。これはグループルビの分割規則とも関連して、熟語ルビ的な概念の有益な一面だと私は思います。このような性質をグループルビに持ち込むことは可能でしょうか? # 個人的な感想なのですが、simple-rubyの2段階手法の中での簡便規則に対して、ルビ親文字の改行位置に 従ったルビの親子配置での改行規則導入というのは前提をひっくり返す(2段階目の条件によって1段階目に 戻っていく)のではないかな、という気がしました。
Received on Sunday, 26 April 2020 05:17:07 UTC