- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Sun, 12 Apr 2020 01:29:09 +0000
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>, public-i18n-japanese@w3.org
木田泰夫 様 小林敏です 了解いたしました.村田さんのご指摘と併せて,直すようにいたし ます. 木田泰夫 さん wrote > 敏先生、 > > ありがとうございます。 > > もし可能なら、このドキュメントの意図をごく短く説明した段落、「日本語組版処理の要件」で言うと「この文書は,CSS,SVGおよびXSL-FOなどの技術で実現が求められる一般的な日本語組版の要件を記述したものです.」にあたる部分です、を加えていただけませんか? > > 木田 > > > 2020/04/11 14:04、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > > > MURATA Makoto 様 > > 木田 様 > > みなさま > > > > 小林敏です > > > > ご指摘,ありがとうございます. > > > > 以下のように改めたいと思います.ご検討ください. > > > > (3)2レベルの処理方式とする.第1レベルでは,親文字とルビ文 > > 字のみの情報から,その相対的な位置を決める.第2レベルでは, > > 前後の文字を考慮して,行の中でのこれらの位置を確定する.逆に > > 言えば,前後の文字,あるいは行頭又は行末にあることにより,親 > > 文字とルビ文字の配置位置が修正されることは,第1レベルでは行 > > わない方式とした. > > > > (6)ルビを親文字の両側に配置する例がある.両側に配 > > 置する場合はその処理は複雑になるが,親文字とルビ文 > > 字の配置の簡単な方法として,以下で説明するモノルビ, > > グループルビ及び熟語ルビの組合せを考慮した配置方法 > > を注として示しておく.(なお,親文字からはみ出した > > ルビ文字の前後の文字との関係,行頭・行末の配置処理 > > は,片側にルビがつく場合と同じ処理でよい.) > > > > > > 【注記】 > > > > ルビを親文字の両側に配置する方法 ルビの組合せとしては,次 > > がある. > > (1)モノルビとモノルビ > > (2)グループルビとグループルビ > > (3)モノルビとグループルビ > > (4)モノルビと熟語ルビ > > (5)一方が熟語ルビで片方が熟語ルビ又はグループルビ > > > > JIS X 4051では(1),(2),(3)の組合せの配置方法のみを規 > > 定している.ただし,(3)は,連続するモノルビを一つのグルー > > プルビとして扱う処理なので,結果として,その配置方法は, > > (2)である. > > ところで,(4)のモノルビと熟語ルビとの組合せは,熟語ルビの > > 熟語を構成する個々の漢字とそれに対応するルビ文字との組合せを > > 一つのモノルビとして扱えば,(1)の方法が採用でき,(5)の一 > > 方が熟語ルビで片方が熟語ルビ又はグループルビの組合せは,熟語 > > ルビをグループルビとして扱えば,(2)の方法が採用できる. > > なお,(1)のモノルビとモノルビの組合せは,それぞれのルビ文 > > 字の文字列の中心を親文字の中心にそろえて配置する.また, > > (2)のグループルビとグループルビの組合せでは,両方のルビ文 > > 字列が親文字より短い場合は,以下で解説するグループルビの配置 > > 方法でルビ文字列の字間とその前後を空け,親文字より長いルビ文 > > 字列を含む場合は,長い方のルビ文字列の長さに従い,以下で解説 > > するグループルビの配置方法で親文字の文字列の字間とその前後を > > 空け,その親文字列の長さに応じて残りのグループルビの配置方法 > > を決める.親文字の文字列より超える場合は,ルビの文字列はベタ > > 組,短い場合は,字間を空けた親文字の長さ(前後の空きは含めな > > い)にそろえて,以下で解説するグループルビの配置方法でルビ文 > > 字の文字列の字間とその前後を空ける. > > > > 以上です. > > > > MURATA Makoto さん wrote > > > >> 敏先生、 > >> > >> 以前よりずっと分かりやすくなったと思います。しかし、 > >> まだコメントがあります。 > >> > >>> (3)親文字とルビの配置位置を決め,次に前後の文字との配置関係を決める方式のみとした.そこで,親文字の前後の文字により親文字とルビの対応を調整しないで,親文字とルビに関しては同じ配置関係とし,あるいは,行中にある場合でも,行頭又は行末にある場合でも,調整しないで同じ配置関係とする方式とした. > >> > >> 親文字の配置位置というと、行のなかでの位置または > >> ページの中での位置だと思うのが普通でしょう。そう > >> 思ってしまうと、この文はまったく分からなくなりま > >> す。 > >> > >> 以下は私が書き直してみたものです。しかし、行分割 > >> のことを考慮した記述にはなっていません。 > >> > >> 二レベルの処理方式とする。第一レベルでは、親文字とルビを処理して、親文字とル > >> ビの間の相対的な位置を決める。第二レベルでは、前後の文字を考慮して、行 > >> の中でのこれらの位置を確定する。逆に言えば、前後の文字を考慮しないと出 > >> 来ないことは第一レベルではやらない(行頭又は行末にあるかを考慮すること > >> もしない)。 > >> > >> 注: CSSの用語を用いると、第一レベルではruby要素に対するボックスを > >> 生成する。第二レベルでは、このボックスを参照はするが変更はしない。 > >> (この記述が技術的に正しいかどうか自信がない) > >> > >>> (6)ルビを親文字の両側に配置する例もあるが,ここでは,片側に配置する場合に限定した.両側に配置する処理は,今後の課題とした. > >> > >> 単に足せばよいと取られると思うので、Simple rubyの精神を尊重するなら > >> 何をしてよくて何をしていけないかを書くことは可能でしょうか? > >> > >> > >> 村田 真 > > > > ――――――――――――――――――――― > > 小林 敏(toshi) 2020年 4月11日 > > e-mail: binn@k.email.ne.jp > > ――――――――――――――――――――― > > ――――――――――――――――――――― 小林 敏(toshi) 2020年 4月12日 e-mail: binn@k.email.ne.jp ―――――――――――――――――――――
Received on Sunday, 12 April 2020 01:29:09 UTC