- From: 田嶋 淳 <tajima@sanyosha.co.jp>
- Date: Tue, 7 Apr 2020 16:48:16 +0900
- To: MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>, public-i18n-japanese@w3.org
Received on Tuesday, 7 April 2020 07:48:38 UTC
田嶋です。 Zoomで会議は視聴できているのですが、どうやら音声入力がうまく働いていないようなのでメールで意見を述べておきます。熟語ルビについてですが、現状EPUB作成の現場では熟語であるかどうかを意識しているケースはまずないと思います。理由は以下です。 ・元データであるInDesignが熟語ルビに対応しておらず、機械的な変換が不可能であること ・「それが熟語であるかどうか」の判断を制作者側が決定することが難しく、校正の際にも出版社側でも判断しがたいケースが多々ありそうなこと です。正直熟語ルビは複雑すぎるのではないかと思っています。 > 2020/04/07 15:49、MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>のメール: > > > > 2020年4月7日(火) 14:18 木田泰夫 <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com>>: > ただし、CSS Ruby の仕様は大きく、すべてを実装する場合、コストが大きい。そのため、実装されない or 遅れる可能性を懸念。特に WebKit や Firefox について懸念がある。実装が主なブラウザ全てで揃わないと実質的に利用することができない。 > Firefoxについては、広い範囲のルビを既に実装しています。これがいちばん > 広い範囲のルビを実装しているでしょう。 > JLReq / JIS X 4051 はそれぞれの機能に対し重要度を述べていない。それらをベースにした CSS ruby も同様で、稀もしくは特殊な場合にしか使われない機能、または自動的にレイアウトをしなければならない環境に必ずしも適さない機能も含んでいる。実用的にはサブセットで十分。 > > これは意見が分かれるところでしょう。W3C HTMLのルビにCSS Rubyを適用して > もそれでも足りないという人もいるかも知れません。たとえば両側ルビでは、 > 親文字列が共有される(完全一致)というのが W3C HTMLです。以前の > 仕様では、東南に対して、上側ルビではたつみと全体に振りつつ、 > 下側ルビではみなみと(南に)振るということができました。 > > 新日本古典文学大系を見て回ったとこでは、ごくまれに三重のルビ > がありました。 > > 村田 真
Received on Tuesday, 7 April 2020 07:48:38 UTC