[jlreq-d] コーテーションマークの文字クラス (#46)

KobayashiToshi has just created a new issue for https://github.com/w3c/jlreq-d:

== コーテーションマークの文字クラス ==
コーテーションマークは,和文用の字形と欧文用の字形と2種類があるが,Unicodenのコードポイントは,1つしかなく,扱いがやっかいである.扱い方は,フォントやアプリケーションで異なるが,よくわからない事項もある.

以下に,文字クラスの扱い方の案を記しておきます.ここでいうB,A,Bp,Apは,[“Unicodeに拡張した字間プロパティの設計”](https://github.com/w3c/jlreq/blob/gh-pages/docs/spacing_property/spacing_property.md)で使用している用語です.

次のコーテーションマークの文字クラスは,和文の文脈の場合はBまたはAとし,欧文の文脈の場合はBpまたはApとする.
 U+2018 ‘ LEFT SINGLE QUOTATION MARK
 U+2019 ’ RIGHT SINGLE QUOTATION MARK
 U+201C “ LEFT DOUBLE QUOTATION MARK
 U+201D  ” RIGHT DOUBLE QUOTATION MARK

ただし,次の例は,ラテン文字列を含んでいるが,和文の文脈とする.
 例:行間は“line gap”と…

 注 “行間(line gap)は…”のパーレンと同様に,ここに使用されている括弧類は和文の文脈であり,括弧の内側のみを欧文の文脈とする.

ただし,フォントによっては,BpまたはApとしてしか処理できない例や,BまたはAとするときには,特別な処理を必要とする場合があるので,注意が必要である.

 注 フォントにより,コーテーションマークの扱いは,次のようなケースがある.
 a BpまたはApの字形しか準備していない.
 b BまたはAの字形しか準備していない. ←この例はないか?
 c BまたはA,およびBpまたはApの両方の字形を準備しているが,和文の文脈のデフォルトで表示される字形はBpまたはApとなる.和文の文脈でBまたはAを使用する場合は,異体字選択(IVS)で全角字形を選ぶなどの方法をとらないとBまたはAの字形にならない. ←ヒラギノの例
 d BまたはA,およびBpまたはApの両方の字形を準備しているが,和文の文脈の場合のデフォルトで表示される字形はBまたはAとなる.欧文の文脈でBpまたはApを使用する場合は,ラテン文字のみのフォントを選ぶ,あるいは別の特別の処理をしないとBpまたはApにならない. ←具体的なフォント名を忘れたが,だいぶ苦労したことだけ覚えている
 e BまたはAの字形およびBpまたはApの両方の字形を準備しており,和文の文脈の字形を指定するとBまたはAの字形となり,欧文の文脈の指定をするとBpまたはApの字形となる.  ←WordでMS明朝を使用する場合は,こうなったと思う



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Received on Wednesday, 22 November 2023 00:09:16 UTC