Re: [jlreq] 落語ネタ:阿Q正伝から1Q84へ (#324)

ラテン文字に上付きや下付きの添え字が付いた場合は,どう処理したらよいのだろうか.

1文字のラテン文字に“O2【2は下付き】”のように添え字が付く場合である.一般にプロポーショナルなラテン文字の字幅は,フォントにもよるが,小文字の多くが二分くらい,大文字ではWとかMは全角くらいであるが,他は三分三分(2/3)くらいが多い.したがって,多少の行間へのはみ出しを許容すれば縦中横などで縦向きにできる.

2文字以上のラテン文字に添え字が付く例は,化学式などで多い.最近よく見かけるのは“CO2【2は下付き】”といった例である.

“CO2【2は下付き】”では,縦向きにし,“O”の後ろに“2”を小さくして右寄せにする例をよく見かける.中には“O”と同じサイズの例もある.こうした配置は上付きや下付きとはいえない.つまり,ラテン文字が2文字以上の文字列中に添え字を含む場合は,縦向きでは正確に表現できない.横向きに配置するのが望ましい,といえよう.

上付き・下付きの付く化学式などでは,文字間で2行にわたる分割は避けるのが望ましい.この処理はプロポーショナルなラテン文字を使用し,横向きに配置することで実現でき,組方向の変更でも影響を受けない.その意味でも横向きに配置するのが望ましい,

ただし,“CO2【2は下付き】”のように広く普及し,意味もとりやすいということで縦向きにする場合は,縦向きもありえるでしょう.




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