RE: Unicode 異体字 (IVS) と CSS font fallback

標記の件ですが、CSS3 FontsのEditorであるJohn Daggettからも真摯に対応してもらい、議論が進んでいます。

EPUBでも議論があり、中には当初反対されていた方もいらっしゃいましたが、その方にも難しい問題であり、よく考える必要がある、とおっしゃっていただきました。また、英語MLでAsmus Freytag[1]とJonathan Kew[2]が賛成してくれています。Jonathan Kewは、UVSに限らず、合字そのものをfallbackの対象にした方がいいのではないか、と、日本の標準化委員から聞いた話と同じ意見を出してくれました。議論全体を追いたい方は、こちら[3]からお願いします。

UnicodeのVariation Selectorの仕組みそのものは日本に限ったものではなく、数学記号やモンゴル語なども入っています[4]が、日本の異体字問題と文字の比較を同時に解決するためにとても大事な技術であり、それがCSS font fallbackでサポートされることは大事なことだと思っています。

とはいえ、John Daggettが書いているように技術的困難を伴うことも事実だと思いますので、慎重な議論を進めて行く必要があると思っています。

まだ新しい技術なので、実装や実際の利用はあまり多くはないと思うのですが、議論を見ていただいて、情報や意見をお持ちの方はぜひご提供をお願いいたします。

[1] http://lists.w3.org/Archives/Public/www-style/2011Feb/0756.html
[2] http://lists.w3.org/Archives/Public/www-style/2011Feb/0765.html
[3] http://lists.w3.org/Archives/Public/www-style/2011Feb/thread.html#msg584
[4] http://unicode.org/Public/UNIDATA/StandardizedVariants.html

-----Original Message-----
From: Koji Ishii 
Sent: Monday, February 21, 2011 9:32 PM
To: public-html-ig-jp@w3.org
Subject: RE: Unicode 異体字 (IVS) と CSS font fallback

いくつか私信で返事をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。転送あるいはコピーをお願いしておりますが、ご許可をいただけたらこちらで共有させていただきます。

実装もまだ少ない技術であるため重要であるという論拠がまだ少なく、英語MLでの議論にも論拠があるとも思われたため、迷っていた部分もあったのですが、私信でいただいた情報には納得できる部分が多くあったため、もう少し議論して、理解を深め、正しい結論を模索してみたいと思います。

英語MLに投げたメッセージはこちら[1]です。

引き続き、ご意見、ご指導いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

[1] http://lists.w3.org/Archives/Public/www-style/2011Feb/0592.html

-----Original Message-----
From: public-html-ig-jp-request@w3.org [mailto:public-html-ig-jp-request@w3.org] On Behalf Of Koji Ishii
Sent: Monday, February 21, 2011 5:50 PM
To: public-html-ig-jp@w3.org
Subject: Unicode 異体字 (IVS) と CSS font fallback

一部で議論になり、英語MLに投げたところ、返事をもらえたので、議論の経過をこちらにもお知らせします。

元のメール[1]は、CSSで
  font-family: A B
という指定を行い、AもBも日本語フォントであるが、異体字がBにしかなかった場合、異体字がどちらのフォントで表示されるべきか、という問題です。

他のCSSの機能との整合性や、UnicodeにおけるIVSの定義から、この場合はAで表示されるべきであり、Aに異体字がなければ元の文字で表示されるべきである、というのが現状での認識[2]です。

それで困る実際のユースケースがあるか、という質問をもらっていますが、ご意見のある方、いらっしゃいましたらお願いいたします。

[1] http://lists.w3.org/Archives/Public/www-style/2011Feb/0584.html
[2] http://lists.w3.org/Archives/Public/www-style/2011Feb/0590.html

Received on Saturday, 26 February 2011 15:45:41 UTC