- From: Suzumizaki-Kimikata <szmml@h12u.com>
- Date: Tue, 2 Mar 2010 09:46:19 +0900
- To: public-html-ig-jp@w3.org
鈴見咲です。割と興味本位なお尋ねにつき煩わしければご容赦を。 On Fri, 26 Feb 2010 19:17:16 +0900 MURAKAMI Shinyu <murakami@antenna.co.jp> wrote: > XHTML1.1 の将来バージョンは XHTML5 (HTML5 のXML表現)なのであるから、 > 将来のEPUB仕様にはそれが使われるようになるのが自然です。 > 同様に、CSS3が将来は使われるようになることも自然です。 これはEPUBの中で正式に確認されたことなのですか? XHTML1.1からHTML5への方針変更の内容は結構大きな影響があるように思いま す。特に、いわゆるウェブブラウザ「以外」のものに対しては、です。 たとえば、ルビなんかは紙の出版物でできることがウェブブラウザでできないか らという理由で仕様が簡素化されたりしている。けれども、ウェブブラウザで要 求されていることのすべてを電子書籍がサポートしなければならない理由は必ず しもない(だからこそサブセットだったのでしょうから)。 ルビにせよ縦書きにせよ、ウェブブラウザでできそうもない、需要もよくわから ないからHTML(やCSS)の仕様には含めない、または簡素化する。ということであ ればそれらが必要な文書のための仕様はそもそもHTMLでは満たすことができない し、それらが電子書籍に必要であればもはや電子書籍の仕様はHTML(+CSS)のサブ セットではあり得ない。 紙の上でできる表現が仕様のためにできない、というのはやっぱり本末転倒とい うべきでしょうから。本末転倒ではない方法で落としどころを見つける努力をし ないと禍根を残しますねー。 てなことを考えてみたりみなかったり。具体的に何ができるんだろう… -- Suzumizaki-Kimitaka <szmml@h12u.com> JPN: 鈴見咲 君高
Received on Tuesday, 2 March 2010 00:46:55 UTC