- From: MURATA Makoto (FAMILY Given) <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>
- Date: Sun, 18 Jul 2010 09:30:29 +0900
- To: "public-html-ig-jp@w3.org" <public-html-ig-jp@w3.org>
> 村田さん、 > > 幾つかのお話が混じっているようなので、そのうちのいくつかについて、個別に返信させてください。 > > その前に少し確認ですが、村田さんは、論理プロパティ自身にはご賛同されていると理解しておりますが、合っておりますでしょうか? 論理プロパティが答えようとするユーザ要求は認めます。margin-startなどの 新プロパティを導入することはもはや諦めています。 私がdirectional-modeについてもっとも疑っているのは、このプロパティを解釈 しない実装へのフォールバックがうまくいくかどうかです。directional-modeを 解釈するかどうかによって、margin-leftの解釈がまったく変わってしまうの ですから。 しかし、このまえ村上さんと話してつぎのことを思いました。 directional-modeはwriting-modeとセットでしょう。つまり、directional-mode を解釈できるなら、 writing-modeを解釈して縦書きできる。その逆も正しい。 となると、directional-modeとwriting-modeとをまとめて無視する実装と、両方を 解釈する実装のあいだでの動作の違いだけを気にすればいいことになります。そ の違いが、現実に混乱をもたらすかどうかだけ整理すればいい。 もう一点気になるのは、directional-modeは、文書やスタイルシートに書かれて いる値に基づいて解釈を変えようという話なのか、それとも文書やスタイルシー トに書かれている値に関係なく、ユーザの指示によって変えようという話なのか? ユーザ指示もスタイルシートとして扱えばいいという話もありますが、そうすると cascadingとの相互作用が問題になります。最終的にcascadingを施して決まった 値によって、動作を変えるという話はCSSではすごく嫌われます。すくなくとも media queryのときはそうです。 こちらの問題を整理するためには、先に言った「要求の体系的な整理」をして、 縦書きは何によって決まり、何に影響を与えるかをまとめないと駄目です。そう でないと、全体像を見ようとしない提案として拒否されるでしょう。 国際大学 村田 真 <EB2M-MRT@asahi-net.or.jp>
Received on Sunday, 18 July 2010 00:30:55 UTC