- From: MURATA Makoto (FAMILY Given) <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>
- Date: Tue, 13 Jul 2010 15:06:33 +0900
- To: "public-html-ig-jp@w3.org" <public-html-ig-jp@w3.org>
> > 私個人の考えになってしまいますが、「大変さ」は、その価値と対比されるもので、 >日本語組版にとって行グリッドの価値は非常に高いので、それなりのボリュー >ムの「大変さ」までは許容されるべきではないか、と考えています。 行グリッドをいれるだけなら仕様でも実装でも簡単でしょう。位置・寸法決めの ロジックに行グリッドを考慮することを導入しようとすると、仕様制定は 大変になりますし、実装も大変でしょう。仕様には書かずに、実装に期待する 手もありますが。 なお、OOXMLに日本が出したnew work item proposalでは、基本版面の設計の ときにだけ行グリッドを考慮します。それ以上はとりあえず無理と諦めました。 > 再三同じ例で恐縮ですが、例えばMS Wordは日本語版ではデフォルトで >行グリッドがオンになっています。これは私の記憶が確かならWordがX4051のサ >ブセットを実装したWord 97からだと思いますが、このためにWordの組版エンジ >ンを作り直した、ということはなかったはずです。英語版ではデフォルトオフで >すが、スイッチをオンにすれば同じように使えます。 OOXMLおよびWordにおける基本版面(および行グリッド)のサポートは、まだ 十分ではないと理解しています。少なくとも基本版面の指定については、不十分 だからこそnew work item proposalを出している(そしてマイクロソフト 日本も反対しない)のです。 -- 村田 真 <EB2M-MRT@asahi-net.or.jp>
Received on Tuesday, 13 July 2010 06:06:52 UTC