- From: Masayuki Nakano <masayuki@d-toybox.com>
- Date: Sun, 19 Dec 2010 18:01:59 +0900
- To: "public-html-ig-jp@w3.org" <public-html-ig-jp@w3.org>
On 2010/12/19 17:05, Koji Ishii wrote: > 釈迦に説法ではありますが、HTML製作者にプロフェッショナルを要求するのとは違い、ユーザースタイルシートの場合はエンドユーザーに要求することになりますので、少しハードルの種類が違うと思います。エンドユーザーにプロフェッショナルを要求することは必ずしも正しくない、という点においては、私もご要望元の方々に賛成しています。 確かにその通りというか、プロフェッショナルではないにしても、ユーザスタイ ルシートを自分で書くにはstaticなページを作成する以上の知識が必要だと私は 思います。なぜなら、他人の書くあらゆるスタイルの組み合わせに対しての無難 な割り込み方を考えられるだけの実力が必要だからです。少なくとも上書きしよ うとするプロパティに関連する全てのプロパティについて深い知識と、現実の Webページでどのようなスタイル指定が行われているのかを熟知している必要が あります。 こう考えると、ユーザスタイルシートを書くのは相当な実力者で、これを気軽に ユーザが利用するだけの構図、というのが現実的なユーザスタイルシートの使わ れ方ではないかと思います。FirefoxだとStylishという拡張が実現しています (内部で実際にユーザCSSを使っているのか、jsで動的に書き換えているのかは知 りませんが、利用形態としてはこういうモデルがあるべき姿かと思います)。 http://www.authority-site.com/2010/05/firefox/how-to-use-firefox-stylish.html ですので、ユーザスタイルシートの書き手のレベル、というのはあまり考えなく て良いと私は思います。ユーザスタイルシートの作者をケアするためには、上書 きしやすい仕様、というのを考えれば十分ではないでしょうか(それも難しいん ですが)。 -- Masayuki Nakano <masayuki@d-toybox.com> Manager, Internationalization, Mozilla Japan.
Received on Sunday, 19 December 2010 09:02:22 UTC