- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Fri, 07 Feb 2020 01:07:41 +0000
- To: MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>, JLReq TF <public-jlreq-admin@w3.org>
村田 様 小林敏です MURATA Makoto さん wrote > この本を読んでみて、コンピュータ技術をもつ > 我々がすべきことは、昔の組版を再現すること > ではないとつくづく思いました。そんなことを > するのは、いろんな制約のなかでなんとか回答を > ひねり出した先人にたいして失礼です。コンピュータ > の利点を活用した情報表現手段の提供こそ目標とすべき > です。その意味で、アノテーションについての > Web技術がいつまでたっても成熟しないのは > 我々の怠慢なんでしょう。 そうだと思います. ルビも,同じような問題があり,活字組版で行っていたことを忠実 に再現するなら,お送りしたPDFで書いたような複雑な処理が必要 になるよ.そのような複雑な処理は,活字組版という,いろんな制 約のある中での工夫の結果であり,コンピュータ組版では,そのよ うな制約はないので,どう目的が実現できるか考えた方がよいとい うことだと思います. お送りしたPDFで書いたことは,活字組版での工夫を再現するに は,こうしたことが必要になるよ,ということを示したものです. その必要はあるの.個別処理が可能なら,それでいいのですが,コ ンピュータ組版では,もっと違った処理を考えた方がよいというこ とだと思います. 以上です. ――――――――――――――――――――― 小林 敏(toshi) 2020年 2月 7日 e-mail: binn@k.email.ne.jp ―――――――――――――――――――――
Received on Friday, 7 February 2020 01:07:41 UTC