- From: Shinyu Murakami <murakami@vivliostyle.org>
- Date: Mon, 27 May 2019 15:09:58 +0900
- To: Yasuo Kida <kida@mac.com>
- Cc: public-jlreq-admin@w3.org
- Message-Id: <F201A176-CD37-48A3-89FF-AAC936E73DB7@vivliostyle.org>
木田さん、チェックありがとうございます。 > JLReq から Gap Analysis の表で、対応が「❓」のものうち: > 「Notes on Gap Analysis」欄に Other? と書いてあるものは Other の趣旨に沿ってそこに入れればいいですか?それとも Other に入れられるかどうか自体が疑問な感じですか? 今回更新でJapanese Gap AnalysisではなくInternationalのTypography Indexの項目をメインに使うことにしました。そうしたら、”3.12 Other inline features” という項目はどちらにも存在するけれど、”4.8 Other paragraph features” と “5.5 Other page layout & pagination features” は Japanese Gap Analysisで追加されたもののようで、International Typography Indexには存在しないことに気がつきました。それでOtherに入れるのは保留で「❓」のままにしてます。 > 「Notes on Gap Analysis」欄に記入がないものはどんな感じでしょうか? ちょっと見たところ「3.2.6 プロポーショナルな欧字を用いた和欧文混植処理」は和欧文間隔を制御する CSS が必要で、Gap Analysis に当てはめると「3.12 Other inline features」、「3.7.3 字取り処理」は基本的に「4.3 Text alignment & justification」かなと思うのですが。 そうですね、そのように修正します(しました)。 > 「3.6 タブ処理」の欄、対応する CSS が書いてありませんが、これって基本的に表組みと justification で表現できません?(多分私が重要なポイントを抜かしているのだとは思いますが) JLREQ「3.6 タブ処理」の扱いは迷ったところでした。ワープロソフトにあるタブ位置とタブ位置への揃えの設定機能がこれに相当し、表組みとは似ているけど違うかなと思いました。そこで「Notes on Gap Analysis」欄に「"5.2Grids & tables”?」と入れています。 一方、CSS Textには、tab-size というプロパティがあり、これは単純にタブ間隔を設定するもので(デフォルトは空白8個分)、これも違うと思ったのですが、タブ処理の最低限の機能だけに絞ったものだと考えることもできそうです。「Releated CSS」をCSS Textのtab-sizeに、「CSS exists?」と「Test exists?」を partial に修正します(しました)。 > JLReq の機能の中で、フォント自身の機能など、そもそも W3C の守備範囲ではない(けど重要)というものはありましたか? JLREQでは、フォントの機能に関して特にとりあげているセクションはなかったので、Typography Indexの “3.1 Fonts” に対応するJLREQ欄は❌を入れました。今のJLREQの守備範囲外だと思います。 村上 > On May 27, 2019, at 7:42, Yasuo Kida <kida@mac.com> wrote: > > 村上さん素早い!ありがとうございます。 > > いくつか質問です。 > JLReq から Gap Analysis の表で、対応が「❓」のものうち: > 「Notes on Gap Analysis」欄に Other? と書いてあるものは Other の趣旨に沿ってそこに入れればいいですか?それとも Other に入れられるかどうか自体が疑問な感じですか? > 「Notes on Gap Analysis」欄に記入がないものはどんな感じでしょうか? ちょっと見たところ「3.2.6 プロポーショナルな欧字を用いた和欧文混植処理」は和欧文間隔を制御する CSS が必要で、Gap Analysis に当てはめると「3.12 Other inline features」、「3.7.3 字取り処理」は基本的に「4.3 Text alignment & justification」かなと思うのですが。 > 「3.6 タブ処理」の欄、対応する CSS が書いてありませんが、これって基本的に表組みと justification で表現できません?(多分私が重要なポイントを抜かしているのだとは思いますが) > JLReq の機能の中で、フォント自身の機能など、そもそも W3C の守備範囲ではない(けど重要)というものはありましたか? > > 木田 > >> 2019/05/26 11:38、Shinyu Murakami <murakami@vivliostyle.org <mailto:murakami@vivliostyle.org>>のメール: >> >> 村上です。 >> 各Gap Analysis調査項目の比較表(Gap Analysis Comparison)を更新しました: >> https://docs.google.com/spreadsheets/d/18igcZxU7LErg2bn9qfjJe40gqAkx_lvt059exqsX2ZQ/edit?usp=sharing <https://docs.google.com/spreadsheets/d/18igcZxU7LErg2bn9qfjJe40gqAkx_lvt059exqsX2ZQ/edit?usp=sharing> >> >> - Gap Analysis 項目は(Japanese ではなく International の)Typography Index のトップ2レベル(“3.10” など)を使うようにした >> - シート名変更: “JaGap-JLREQ”→“GapAna-JLREQ”, “JLREQ-JaGap”→“JLREQ-GapAna” >> - 前回 Japanese Gap Analysis の3レベル目(“3.10.3” など)を使っていたものは上のレベルにまとめた >> - GapAna-JLREQ の “2.1 Vertical text” と “3.10 Inline notes & annotations” は表の1行にまとめる代わりにセルを結合 >> - JLREQ のルビ関連の項目すべてと “3.4Inline Cutting Note (Warichu) 割注処理” を GapAna の “3.10 Inline notes & annotations” に対応させた >> - JLREQ-GapAna の表に “WPT CSS Tests”, “CSS exists?”, “Test exists?” の各欄を追加 >> - “WPT CSS Tests” には JLREQ項目に対応する Web Platform Tests のCSSテストのURL >> - “CSS exists?” にはCSS仕様が存在するか(yes, no, partial) >> - “Test exists?” にはWPT CSSテストが存在するか(yes, no, partial) >> >> Web Platform Tests のCSSテストは、個別テストのファイルではなく、該当テストが入っているディレクトリのURLを入れています。そのため大雑把です(縦書き関係は縦中横も文字の正立も https://wpt.fyi/results/css/css-writing-modes <https://wpt.fyi/results/css/css-writing-modes> など)。 >> >> とりあえず、以上 >> >> 村上 >> >> >>> On May 15, 2019, at 12:21, Shinyu Murakami <murakami@vivliostyle.org <mailto:murakami@vivliostyle.org>> wrote: >>> >>> 村上です。 >>> 私の宿題になっていた、各Gap Analysis調査項目の比較表を作りました。 >>> >>> Gap Analysis Comparison (Google Spreadsheets) >>> https://docs.google.com/spreadsheets/d/18igcZxU7LErg2bn9qfjJe40gqAkx_lvt059exqsX2ZQ/edit?usp=sharing <https://docs.google.com/spreadsheets/d/18igcZxU7LErg2bn9qfjJe40gqAkx_lvt059exqsX2ZQ/edit?usp=sharing> >>> (だれでも閲覧・コメント可能です) >>> >>> 説明: >>> >>> シート "JaGap-JLREQ" は、Japanese Gap Analysis の各項目に対応する JLREQ の項目および、電書協EPUB3要望表(EPUB3 Petition)の項目、JAGAT各社EPUBビューア日本語組版表示チェック(JAGAT EPUB Check)の項目をまとめています。 >>> >>> シート "JLREQ-JaGap" は、JLREQ の各項目に対応する Japanese Gap Analysis の項目および、電書協EPUB3要望表(EPUB3 Petition)の項目、JAGAT各社EPUBビューア日本語組版表示チェック(JAGAT EPUB Check)の項目をまとめています。 >>> >>> シート "All Gap Analysis" は、日本語以外のGap Analysisも比較するために "International text layout and typography index" (以下 "International index")および各言語の Gap Analysis とほかの言語のGap Analysisの項目を並べたものです。 >>> >>> JLREQの各項目に対応するCSSモジュールとCSSプロパティなどを "Related CSS modules" と "Notes on CSS feature" 欄に入れています。W3Cメンバーサブミッションの Analysis of requirements in JLREQ の表に入れたものと同様です。 >>> >>> 電書協EPUB3要望表(EPUB3 Petition)の項目は、CSSに関係するものに限定して選択したものです。これは W3Cメンバーサブミッションの Analysis of requirements in EPUB3 Petition of Japanese Typesetting で選択した項目と同じです。 >>> >>> 元資料のURLまとめ: >>> - Japanese Gap Analysis: https://w3c.github.io/jlreq/gap-analysis/ <https://w3c.github.io/jlreq/gap-analysis/> >>> - JLREQ: https://w3c.github.io/jlreq/ <https://w3c.github.io/jlreq/> >>> - Analysis of requirements in JLREQ: https://www.w3.org/Submission/2017/SUBM-CSJTUWT-20170102/jlreq-analysis.html <https://www.w3.org/Submission/2017/SUBM-CSJTUWT-20170102/jlreq-analysis.html> >>> - 電書協EPUB3要望表(EPUB3 Petition): http://ebpaj.jp/counsel/youbou <http://ebpaj.jp/counsel/youbou> >>> - Analysis of requirements in EPUB3 Petition of Japanese Typesetting: https://www.w3.org/Submission/2017/SUBM-CSJTUWT-20170102/epub-req-analysis.html <https://www.w3.org/Submission/2017/SUBM-CSJTUWT-20170102/epub-req-analysis.html> >>> - JAGAT各社EPUBビューア日本語組版表示チェック(JAGAT XMLパブリッシング準研究会): https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vR_p0FU0Y3Gdo3kr0nRf1J-aAu3XKkKZ1h8fNohtcFaYZYJlum7lI_rK9ebLuJu0utuZsjeJ9ootH_e/pubhtml <https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vR_p0FU0Y3Gdo3kr0nRf1J-aAu3XKkKZ1h8fNohtcFaYZYJlum7lI_rK9ebLuJu0utuZsjeJ9ootH_e/pubhtml> >>> - International text layout and typography index: https://w3c.github.io/typography/ <https://w3c.github.io/typography/> >>> - Language matrix: https://w3c.github.io/typography/gap-analysis/language-matrix.html <https://w3c.github.io/typography/gap-analysis/language-matrix.html> >>> >>> ここまでの作業で気が付いたこと: >>> - Japanese Gap Analysis の項目でJLREQの特定の項目(セクション)に対応していないもの多い(JaGap-JLREQシートのJLREQの欄に❌)。Webプラットフォーム(HTML, CSS, Webで使えるフォント)を前提とする Japanese Gap Analysis の調査と、書籍の本文組版を要件をまとめたものであるJLREQの違いが現れている。 >>> - JLREQの項目で Japanese Gap Analysis の項目に直接対応するものがないものも多い(JLREQ-JaGapシートの Japanese Gap Analysis欄を ❓ として、Notes on Gap Analysis欄に "Other xxx features" などの該当するかもしれない項目を記入した)。 >>> - 電書協EPUB3要望表(EPUB3 Petition) の項目はとても細かいので、Japanese Gap Analysis と JLREQ の項目と1対1には対応しないものが多い。JaGap-JLREQおよびJLREQ-JaGapシートのEPUB3 Petition Item欄には "→132, 176-177" のように複数の項目の番号への参照を入れた。 >>> - JAGAT各社EPUBビューア日本語組版表示チェックの項目は、JLREQやJapanese Gap Analysisの対象には含まれないが実際のEPUBビューアで問題になる機能もチェックしている。("注のポップアップ表示”とか) >>> >>> とりあえず、以上 >>> >>> 村上 >>> >> >
Received on Monday, 27 May 2019 06:10:30 UTC