RE: 日本語とラテンスクリプトの文字の配列

山本 様
浦山 様
みなさま

 小林 敏 です.

箱組の場合,どちならの,それとも両方ともほしいという問題
- 中身(字数と行数)と余白決めて,その結果として枠の大きさが決まる
- 枠を決める,その中に整数倍の行長と整数倍の行を配置し,余白は,均等または末尾に配意する
- 枠の中の配置 左右:左そろえ,右そろえ,中央そろえ
 上下:上そろえ,下そろえ,中央そろえ
しかも文字サイズその他が変動するとき,どうなるか?

半端が出た場合の処理はどう処理するか
 これは使用できる箇所,もし優先順位があれば,それも

けっこう問題が多い.けっこう大変そう.そこで,そういう問題があるよと忘れないようにし,ある程度ドキュメントがまとまった段階(時期)に,挑戦するかどうか考えよう.(つまり優先順位はそう高くない.そうでもないか?)

  Taro Yamamoto さんwrote

>コメントします。
>
>日本語の行長と行間とマージンとの関係は、以下のように図示できると思います。
>
>
>
>日本語の場合には、領域内(ページを含む)の版面とマージンとの関係は、版面の行
>長が文字サイズの整数倍というグリッドに制約されているため、単純にマージンを決
>めれば、行長も決まるということにはなりません。
>
>これが、日本語組版が全角のボディを基準としていることの特殊性であり、制約です。
>
>そのため、字詰め方向のマージンの決定は、版面がとりうる段階的な行長に制約され
>た範囲で決定する必要があります。
>この場合でも、マージンの指定可能な値字体には元々、x, y両方向とも制約はありま
>せんから、文字サイズの整数倍の行長をもつ版面に合わせたマージンの値を計算する
>ことで、その制約を満たすマージンを求めることができます。
>
>行間には、そのような制約はありませんから、必要なら、あらかじめ設定されたマー
>ジンから、その領域が収容可能でしかも適切に組むことのできる、行数と行送り量を
>決めることは計算で可能です。ここには行長のときのような制約はありません。その
>ため版面の高さは連続的に可変です。
>
> 
> - ということで,さて,どうしましょう.1つは,箱組を第9章で取り上げて,
> - “行送りの整数倍−行間1つ分”の計算の必要性
> - または,指定されたアキに半端がでた場合,行送り方向の先頭及び末尾に均等に配
>布しろ,
> - または,各行間に均等に割り振れ,
> - または,複数の段落や図や表がある場合は,段落間,または図や表(回り込みにな
>い場合)の前後の行間に均等に割り振れ,
> - みたいなことを言うことはできる.
>
>ページ内の定められた領域に、一定数の行数の行を詰め込むという場合には、上記の
>やり方が可能です。ただ、先頭行が見出しであるとか文字サイズが異なるような場合
>以外では、均等に行間の空き量を調整して指定されたマージンに収めるのが良いので
>はないでしょうか。
>
>
>また、印刷物のページの場合には、行間の変化を避けることを優先する、また、オー
>ファンやウィドウを避けることを優先する、場合には、行数を一定にするのではなく、
>それらの問題を避けるために、それが起こる前の行で次のページに改ページするか、
>(または、それが可能でありかつ望ましければ)その後の行で改ページする、という
>方法もとられると思います。
>
>
>山本

Received on Wednesday, 1 October 2025 06:57:00 UTC