- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Wed, 01 Oct 2025 15:56:13 +0900
- To: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>, Urayama <urara@peace.ocn.ne.jp>, Yasuo Kida <kida@mac.com>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
山本 様 浦山 様 みなさま 小林 敏 です. 箱組の場合,どちならの,それとも両方ともほしいという問題 - 中身(字数と行数)と余白決めて,その結果として枠の大きさが決まる - 枠を決める,その中に整数倍の行長と整数倍の行を配置し,余白は,均等または末尾に配意する - 枠の中の配置 左右:左そろえ,右そろえ,中央そろえ 上下:上そろえ,下そろえ,中央そろえ しかも文字サイズその他が変動するとき,どうなるか? 半端が出た場合の処理はどう処理するか これは使用できる箇所,もし優先順位があれば,それも けっこう問題が多い.けっこう大変そう.そこで,そういう問題があるよと忘れないようにし,ある程度ドキュメントがまとまった段階(時期)に,挑戦するかどうか考えよう.(つまり優先順位はそう高くない.そうでもないか?) Taro Yamamoto さんwrote >コメントします。 > >日本語の行長と行間とマージンとの関係は、以下のように図示できると思います。 > > > >日本語の場合には、領域内(ページを含む)の版面とマージンとの関係は、版面の行 >長が文字サイズの整数倍というグリッドに制約されているため、単純にマージンを決 >めれば、行長も決まるということにはなりません。 > >これが、日本語組版が全角のボディを基準としていることの特殊性であり、制約です。 > >そのため、字詰め方向のマージンの決定は、版面がとりうる段階的な行長に制約され >た範囲で決定する必要があります。 >この場合でも、マージンの指定可能な値字体には元々、x, y両方向とも制約はありま >せんから、文字サイズの整数倍の行長をもつ版面に合わせたマージンの値を計算する >ことで、その制約を満たすマージンを求めることができます。 > >行間には、そのような制約はありませんから、必要なら、あらかじめ設定されたマー >ジンから、その領域が収容可能でしかも適切に組むことのできる、行数と行送り量を >決めることは計算で可能です。ここには行長のときのような制約はありません。その >ため版面の高さは連続的に可変です。 > > > - ということで,さて,どうしましょう.1つは,箱組を第9章で取り上げて, > - “行送りの整数倍−行間1つ分”の計算の必要性 > - または,指定されたアキに半端がでた場合,行送り方向の先頭及び末尾に均等に配 >布しろ, > - または,各行間に均等に割り振れ, > - または,複数の段落や図や表がある場合は,段落間,または図や表(回り込みにな >い場合)の前後の行間に均等に割り振れ, > - みたいなことを言うことはできる. > >ページ内の定められた領域に、一定数の行数の行を詰め込むという場合には、上記の >やり方が可能です。ただ、先頭行が見出しであるとか文字サイズが異なるような場合 >以外では、均等に行間の空き量を調整して指定されたマージンに収めるのが良いので >はないでしょうか。 > > >また、印刷物のページの場合には、行間の変化を避けることを優先する、また、オー >ファンやウィドウを避けることを優先する、場合には、行数を一定にするのではなく、 >それらの問題を避けるために、それが起こる前の行で次のページに改ページするか、 >(または、それが可能でありかつ望ましければ)その後の行で改ページする、という >方法もとられると思います。 > > >山本
Received on Wednesday, 1 October 2025 06:57:00 UTC