- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Wed, 01 Oct 2025 12:26:53 +0900
- To: Urayama <urara@peace.ocn.ne.jp>, Yasuo Kida <kida@mac.com>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Urayama 様 みなさま 小林 敏 です. 以下の件ですが,領域内の半端の問題 行長については,文字サイズ×整数ということを山本さんが指摘されており,第5章の行の調整処理と第8章の行長の箇所で,この点は触れています. 行送り方向については領域がある以上,“行送りの整数倍−行間1つ分”の計算が必要で,この点は,現時点ではどこでも問題にしていません.ただ,行の配置について,段落間のアキ,あるいは段落中の一部の行間を変える場合,行の配置が乱れないようにするためには,行ドリという考え方が必要である.それは,このように処理するという解説とともに,デジタルテキスト(Webやメール,その他,jlreq-dが対象とするドキュメントの総称)では,必要性も少しだけ触れながら,必要ないのでは,という問題は第8章でふれています. 次に,ケイ囲み(箱組なんていうことあり)の処理領域については,現在は解説する予定はない.ただし,“第9章 実装編:見出し,注釈、図版,表,段組など??”の中で何か触れることは可能です.ここは,“何か書くことがあるか皆で考える”ことになっていますので,これから考えていきましょう. ということで,さて,どうしましょう.1つは,箱組を第9章で取り上げて, “行送りの整数倍−行間1つ分”の計算の必要性 または,指定されたアキに半端がでた場合,行送り方向の先頭及び末尾に均等に配布しろ, または,各行間に均等に割り振れ, または,複数の段落や図や表がある場合は,段落間,または図や表(回り込みにない場合)の前後の行間に均等に割り振れ, みたいなことを言うことはできる. ただ,字詰め方向の行長の調整ではなく,この行送り方向の幅の調整は,横組の脚注のように1箇所で調整できる場合を除き,DTPでも苦手のようだ. いずれにしろ,課題ということで,今後,考えていきましょう. Urayama さんwrote >ところで、先日の編集ミーティングの中で気づいたことがありま >した。それまで、版面の設定は、ページ作成に必要なことなので、JLReq-dの議論では、ページや版面の話はあまりしないのかなと思っていました。しかし、たとえばケイ囲みの中に、ある分量の文章を組む場合には、そこに文字を配置する「領域」が必要になり、それがまさに版面ではないかと気づきました。 > >この領域のサイズを決定するのに、日本語ではフォントのサイズと行間のサイズが重要で、単に「横○○ミリ×縦△△ミリの領域」では端数が出ます。日本語では「フォントサイズの整数倍」とか「行送りの整数倍−行間1つ分」といった計算が必要になります。こうした感覚を、読者に伝えたいと感じています。 >
Received on Wednesday, 1 October 2025 03:29:45 UTC