- From: Yasuo Kida <kida@mac.com>
- Date: Mon, 29 Sep 2025 08:52:27 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
敏先生、ありがとうございます。 縦組みにおけるマルチカラムの話、ドラフトでは4章に組み込む、とありますが、そこが最適なんでしょうかね。段落処理のところの方が良い気もします。後5分でミーティングですから :) 今日話しましょう。 木田 > 2025/09/18 9:10、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > Yasuo Kida 様 > > 小林 敏 です. > > “6.4 縦組のドキュメントのスクロール方向”は,たぶん,以下だと思う.Githubの“Discussions”の“JLReq-d 編集会議 2025-3-27”に記事があった. > > -------以下が6.4のドラフト-------- > > 縦組みにおけるマルチカラムの必要性(4章の一部)……この部分は削除 > > 縦スクロール前提のUIと縦組表現の適応……この部分は削除 > > 6.4 縦組のドキュメントのスクロール方向 > > Webサイトやスマートフォンの多くのユーザーインターフェース(UI)は、縦スクロールを前提として設計されている。例えば、広告配信の仕組みや配置は縦スクロールを前提に構築されており、コンテンツが縦方向に連続して並ぶ構造が一般的である。 > > また、CBT(Computer Based Testing)においては、国語の問題を縦組、理数系の問題を横組で表示することが想定されるが、受験番号やナビゲーションなどの共通インターフェース部分は横組で統一されることが多い。さらに、スマートフォンでは、横方向のスワイプ操作に特定の機能(ページ移動やメニューの呼び出しなど)が割り当てられている場合もあり、インターフェースの構造上、縦方向の流れが基本となっている。 > > このように、著者または読み手が達成したい読みの方法は柔軟であるべきなのに対して、そのテキストが置かれる環境は縦スクロールから変え難いことが多い。 > > 縦スクロール主体の環境では、横幅は環境によって固定であり、コンテンツは縦方向にのみ伸びることができる。このような縦スクロール主体の環境において、縦組コンテンツを適切に表示するには工夫が必要である。縦組の文章は、リフローさせた場合、横方向に伸びてしまうという特性がある。そのため、縦スクロール環境においては、縦組を複数の縦列(段)に分割して縦方向に並べる「マルチカラム」方式が有効な解決手段となる。これは、縦組の可読性を保ちつつ、縦スクロール中心のユーザー体験に適応させる方法である。 > > マルチカラム方式を実現するためには次のような処理方法が必要になる。 > > - 画面に対する行長の制御:一行は画面をスクロールしなくても読める長さが望ましい > - 行長の制御。和字で最小10文字、最大40文字程度が読みやすい。 > - カラム間は最小1字から2字開ける必要がある。
Received on Sunday, 28 September 2025 23:52:44 UTC