- From: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>
- Date: Tue, 16 Sep 2025 03:18:18 +0000
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>, Taku Yamaguchi <study.yamahige@gmail.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- CC: "tajima@sanyosha.co.jp" <tajima@sanyosha.co.jp>, Urayama <urara@peace.ocn.ne.jp>
もう一つ、コメントします。 > これも合字のローマ数字は便利ではあるが,最近は縦中横の機能も使用できる環境が多いので,縦中横で処理できる. これはまったく私の憶測にすぎませんが、Unicodeのこのブロックの中で、初期のローマ数字や反転した形の文字以外の、ローマ字と完全に互換な文字に、コードを割り振ったのは、間違いだったのではないかと思います。 なぜなら、先に紹介していただいた記事に書いてあったように、ローマ字を使えるところはローマ字を使って問題がないからです。ある文字列がローマ数字であるか、ローマ数字ではない他の語句であるかは、ほとんどの場合、文字のレベルではなく、言語表現のレベルで認識できるのではないでしょうか。 MMXXV を2025(年)以外の単語として理解すべき場合は、きわめて少ないと考えます。また、年号にはローマ数字が比較的用いられるので認識も容易です。 例外として想像できる、きわめて興味深い例が、中国共産党中央委員会総書記の「習近平」氏の姓です。 習 は、英語では Xi で、大文字だけで書くと XI になってしまいます。確かにこれだけ見ると、ローマ数字のようにも見えます。 しかし、前後関係を見れば、 I had the honor of being granted an audience with Mr. Xi. (習氏に拝謁した) は、明らかに、Mr. Xiは習氏と分かります。 なので、ローマ数字だから別の文字コードを使う意味は、ほとんどないのではないでしょうか。 縦組みでも、上で述べられたように、縦中横が使えます。 山本太郎
Received on Tuesday, 16 September 2025 03:18:24 UTC