山口です。
「縦中横のための合成済みの文字」の扱いが悩ましいと思っていて、ローマ数字のことです。
Unicodeには次のようにあります:
> Roman Numerals. For most purposes, it is preferable to compose the Roman
numerals from sequences of the appropriate Latin letters. However, the
uppercase and lowercase variants of the Roman numerals through 12, plus L,
C, D, and M, have been encoded for compatibility with East Asian standards.
Unlike sequences of Latin letters, these symbols remain upright in vertical
layout.
https://www.unicode.org/versions/Unicode6.0.0/ch15.pdf
これって、できるならばラテン文字の「I」三つで「III」にしてね、ということですよね。
ラテン字文字「I」で検索したときに合成済の「Ⅲ」がヒットしない場合があります、Microsoft WordやApple Pagesがそうです。
「合成済のローマ数字は文字化けのもとだから使わない方がよい」と考える人もいて、内閣府のホームページにもそのような記述があります。
和欧間アキの悩ましさにも通じるところがあると思います:
>
和欧間アキはテキスト内容ではなくスタイルの問題であり、空白文字を挿入するとテキストの意味やデータ性(検索・コピー&ペースト・読み上げ等)を変質させる可能性があるからである。
2025年9月9日(火) 10:13 Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>:
> (参考まで)
>
>
>
> Adobe-Japan1-7(Adobe-Japan1-4以上のSupplement)のグリフ集合では、主要な0から9
> までのアラビア数字について、字幅の異なる以下のグリフを収容しています。
>
>
> 山本太郎
>
>
>
> -----Original Message-----
> From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
> Sent: Monday, September 8, 2025 4:01 PM
> To: tajima@sanyosha.co.jp
> Cc: Urayama <urara@peace.ocn.ne.jp>; JLReq TF 日本語 <
> public-i18n-japanese@w3.org>
> Subject: Re: アラビア数字とラテン文字の向きの考え方
>
>
>
> EXTERNAL: Use caution when clicking on links or opening attachments.
>
>
>
>
>
> 田島 様
>
>
>
> 小林 敏 です.
>
>
>
> コメント,ありがとうございます.
>
>
>
> 以下のこと知ってはいましたし,見たこともありますが,あまり好きではないので無視したのですが,そのことも少し触れるように直してみました(Github
> の記事).
>
>
>
>
> どこまで縦中横にするのかは,むつかしい.現在のやりかたでなく,つまり明確に書くのではなく,今回お送りした考え方だけにした方がいいかなと,思うようになっています.つまり,あいまいな書き方ができるので.
>
>
>
> "tajima@sanyosha.co.jp" さんwrote
>
>
>
> >小林 敏さま
>
> >みなさま
>
> >
>
> >OpenTypeフォントが内部的に持っている情報ということで言うと、数字は等幅四分字形まであるので4
> 桁までは想定しているのかなと思うんですがどうでしょうね。アルファベットは等幅半角字形までなので2
> 桁までかなと。まあ全角幅を越えてオーバーハングさせればもっと入るんですが。4桁数字の縦中横は一応和歌集の歌の番号などで見たことはあります。
>