- From: Yasuo Kida <kida@mac.com>
- Date: Sun, 27 Jul 2025 09:57:23 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
ちょっと遅いコメントですが、私は、限定する合理的な理由があれば、その合理的な理由に沿って限定する。そうでなければ限定しない。が良いと思います。 限定する場合、その理由の合理的な説明が必要です。また、限定する文字種の定義やメンテナンス(Unicodeは拡大してゆきますので)を考慮に入れる必要があります。 それとは別に、縦中横がどのように用いられているか、を説明するのは良い情報だと思いますし、そこから得られる、典型的に用いられるのは基本的なラテンアルファベットと数字、という情報はプログラム設計の際の優先順位やテストに有用だと思います。 木田 > 2025/07/26 12:37、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > みなさま > > 小林 敏 です. > > みなさま,いろいろとコメント,ありがとうございました. > > それでは,詳細は8月6日に議論するとして,以下を出発点に議論しましょう. > > 6.4.2 縦中横:縦組の中に,横組にした文字列を挿入する方法 > > 縦中横とは,縦組の行中に,正立した横組の文字列を挿入する方法である.縦中横の文字種は,特に限定しないが,主に,縦組の行の中に,仮名または漢字1字分のスペースに,アラビア数字またはラテン文字について使用されていることから,これらを使用した処理について,主に解説する. > > - 横組する文字列は,それぞれのスクリプトの配置方法による. > - 横組する文字列の行送り方向に関しては,行の左右中央に配置する.ただし,文字サイズを小さくして行中に注番号を挿入する場合などでは,右そろえにすることもある. > - 横組する文字列の字詰め方向の配置領域は,縦中横の文字サイズの仮名または漢字1字分のスペースとする. > - アラビア数字やラテン文字の場合,横組する文字列とその前後の漢字や仮名との間は行の調整処理を除いては空けない。その他のスクリプトの場合には例が少なく確立された方法はない。 > - アラビア数字やラテン文字の場合,横組する文字列とその前後の漢字や仮名との間での行の分割は可能である. > >> アラビア数字を使用した縦中横処置の例 >> 比率は5〜10%である >> “5”と“10”が縦中処理されている. > > 注 アラビア数字が2桁の場合,アラビア数字の字幅が文字サイズの1/2であれば,挿入する縦中横の文字列は,行間にはみ出さない.しかし,アラビア数字の字幅が文字サイズの1/2より大きい場合は,行間にはみ出す.はみ出し量が多くない場合は,許容している例が多い.
Received on Sunday, 27 July 2025 00:57:41 UTC