3月に文字技術協議会で講演

講演で思い出しましたが、3月に、文字技術協議会(本当は、文字情報技術促進協議会、CITPC)の依頼で、JLReq-dについてプレゼンをします。オープンセミナーなので誰でも参加できるはず。そのうち下のURLに案内が出ると思います。

https://moji.or.jp/seminar/

JLReq-dドラフト前文では、技術的変化について最初に述べて、その中で社会的要請について述べていますが、今回の内容の説明では、これをひっくり返して最初に社会的要請について説明しています。こちらの方が座りが良いですね。前文も書き直した方が良いかな?と思い始めています。

木田

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タイトル
デジタル時代の日本語組版――社会の変化と技術がもたらす可能性

内容
「デジタルデバイス上の日本語組版は、社会的要因の変化と技術の進化という二つの側面から、再検討されるべき段階に入っている。デバイスにおける読み方の変化、高まるアクセシビリティへの要求、グローバリゼーションといった社会的要因が、日本語組版のあり方に変化を促している。同時に、デジタル技術の発展は、日本語組版の基盤となっていた金属活字時代の技術的制約を超えて新たな可能性をもたらしており、これにより、レイアウトの柔軟性やアクセシビリティの向上など、さらなる革新の余地が広がっている。
こうした環境の変化に対応し、活かすために、W3Cの日本語タスクフォースでは現在「日本語組版処理の要件」のデジタルデバイス版を開発している。本講演では、その概要について述べる。」

プロフィール
元Apple Inc.OS開発チーム。フリック入力、ヒラギノのシステムフォントなどを開発。W3C日本語タスクフォース議長。CITPCエキスパートメンバー、ISO/IEC (JISC/NMS) JTC 1/SC 29 国内リエゾン。

Received on Monday, 10 February 2025 04:38:36 UTC