- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Sun, 28 Jul 2024 11:51:07 +0900
- To: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>, 木田泰夫 <kida@mac.com>, Nat McCully <nmccully@adobe.com>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
山本 様 みなさま 小林 敏 です. Taro Yamamoto さんwrote > 1.Upper side of the body > 2.Mean height of the body (i.e. centerline). > 3.Bottom side of the body 横組で仮想ボディを考えると,原点は,1は左上,2は上下中心,3は左下ということですか.880:120の位置はないということですか. いずれにしても,どんな場合でも,原点が決まり,そこから文字サイズの応じて字面の大きさと位置も決まり,そして,仮想ボディも文字サイズに応じて原点からの距離で決まる.つまり,仮想ボディは,原点がどこにあろうが一義的に決まる.仮想ボディとその中にある字面の関係は決まってくる.あとは,その仮想ボディの配置を説明すればいいことでしょう.(これは活版モデルといえる,原点からの距離は写植モデルといえる.そして,この2つは,計算はややこしいかもしれないが換算できるでしょう,ということです.) そうしたことを基本に,文字の配置方法は,字詰め方向も,行送り方向も,すべて仮想ボディを前提にして位置関係を説明することは可能だと思います.JIS X 4051も,いってみれば活版モデルです. そして,jlreq-dでは,活版モデルで説明したらどうかというのが,この間の私と木田さんのやりとりだと,私は認識しています. いずれにしても,仮想ボディで位置関係が決まれば,あとは原点からの移動量を計算すればいいことで,それは原点の位置により決まってきます.異サイズの混植や行頭・行末では,確かに原点の位置により計算はややこしくなるが,それはユーザにとっては,とりあえず必要はないことです(私は興味があるが). 言い換えれば,仮想ボディで位置関係を説明するということは,原点の位置を回避できるということです. そうであったとしても,880と120という数値は,仮想ボディモデルであっても必要になる場合がある.なぜなら,仮想ボディの880:120に位置に合わせたいという場合もあるからです.
Received on Sunday, 28 July 2024 02:52:23 UTC