Re: 3章と4章(ルビ)のドラフト

敏先生、

3.3.3.4ですが下のようでは不十分でしょうか? 少し言葉足らずなので、もう少し膨らませたり、言い方を工夫する必要がありますが、内容としてこれでほぼ必要十分かと思います。

> 3.3.3.4 日本語組版におけるプロポーショナルな文字配置
> 日本語フォントでプロポーショナルな文字配置を行う目的は云々……。
> プロポーショナルな文字配置を行うにはいくつかの方法がある:
> 1. プロポーショナルな文字幅で作られたフォントを用いる
> 2. 全角幅が基本であるフォントにおいて、プロポーショナルに作られた代替グリフを使う機能をスタイルで指定する(pwid, pknaのこと)
> 3.全角幅が基本であるフォントにおいて、全角幅で作られたグリフに対し、文字ごとにボディの横幅を文字間の空間が均等になるように調整する機能を使う(paltのこと)
> 
> 日本語において、文字間の空間が不均一になる傾向のあるのは仮名であり、漢字は数が多いこともあり、1, 2, 3 とも、仮名のみを対象としている場合が多い。

この節において、歴史的な実装を説明することで、よりわかりやすくなる要素を思いつかなかったのですが、もしあれば、必要な範囲について背景を説明するのが良いかと思います。

いかがでしょうか?

木田

> 2024/07/06 3:58、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> 下農 様
> 
>  小林 敏 です.
> 
>  "Atsushi Shimono (W3C Team)" さんwrote
> 
>>  グリフの塗られる領域の概説四角形がbounding boxでそれが字面であり、その両側につけるサイドベアリングを含んだ1文字が占める領域全体が仮想ボディ、なのかなと思っていました。ということでプロポーショナルで配置される仮想ボディの左側が開始位置という理解だったのですが、まだ何か別のspacingがあったりするのでしょうか。。
> 
> 文字には,これまでの議論から,私の判断したところは,仮想ボディは,あくまで仮想であって,実際のデータは,原点と字幅情報があれば,それで文字は配置できる.その原点は,横組でいえば,字面に密着した位置ではなく,字面の左側にサイドベアリングの余白をとってところに位置していると思います.
> 
> 結果として,下農さんのいうサイドベアリングを含んだ1文字が占める領域全体が仮想ボディであり,それを仮想ボディを密着させて文字を配置していけば,山本さんの言う,字間が均一のプロポーショナルな文字配置となるのだと思います.
> 
>> まだ何か別のspacingがあったりするのでしょうか.
> 
> ということはないと思います.いずれにしても,あるのは,文字配置の基準となる原点がどこにあるかが問題ということです.
> 
> ただ,ここからは,私の予想ですが,あるサイズの字面と,その原点の位置があり,それを文字サイズに比例して,拡大・縮小するのであるから,均一な字間は確保されるが,その文字サイズに適切な字間となるかは,わからない.ただ,ある文字サイズの範囲では問題はないということかと思います.最終的にはバリアブルフォントでないと問題は解決しないでしょう.

Received on Saturday, 6 July 2024 14:50:32 UTC