Re: jlreq-d内容構成案

敏先生、

第三章案、ありがとうございます。まだ時間を使ったわけではありませんが、良さげです!

欠けていた第一章をドラフトしてチェックインしました。まだまだ荒削りです。また第二章のドラフトに取り掛かっていますが、下にまとめていただいた「考慮すべき問題」がここでも参考になりそうです。ありがとうございます。

木田

> 2024/03/16 0:28、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> 木田泰夫 様
> みなさま
> 
>  小林 敏 です.
> 
> jlreq-dの修正した内容構成案をお送りいたします.1と2は,木田さんのまとめたものをコピーしたものです.
> 
> なかなかよい案は考えられませんので,とりあえず,冒頭に“3 日本語デジタルテキストの組版処理”に入れる案を考えてみました.それ以下も,前の案に変更を加えています.ご検討をお願いします.
> 
> 
> ---------以下が構成案---------
> 
> ■jlreq-d内容構成案
>    2024.3.16
> 
> ●1 デジタルテキストとは
> 
> ●2 日本語デジタルテキストの作り方
> 
> 2.1 日本語デジタルテキストで使用する文字(仮名、漢字、など)
> 2.2 文字セット(JIS、AdobeJapanなど)
> 2.3 文字の使い方(主に英数字と約物)
> 2.4 組方向
> 2.5 日本語入力
> 
> ・書体の選択
> ・文字の大きさと行長
> ・段落の作り方
> ・強調の仕方 など
> 
> ●3 日本語デジタルテキストの組版処理
> 
> 3.1 日本語デジタルテキストの組版処理の特徴
> 
>  *ここでは,JLReqで対象としている書籍との違いを簡単にまとめて示す
>  *以下では,JLReqで対象としている書籍をJLReqといい,デジタルテキストをjlreq-dということにする.
> 
> 主たる解説内容:
> 
> JLReqでは,以下が前提となったいた.jlreq-dでは必ずしもそうではなく,他の方法も選択される.
> —漢字と仮名の文字の外枠は,正方形である
> —漢字や仮名などは,原則としてベタ組にする
> —本文の段落は,行頭・行末そろえとする
> —基本版面を設定し,それを参照し,それをできるだけ維持する(問題としては,特に行取りの処理をjlreq-dでは考えなくてもよい)
> 
> 以下,考慮すべき問題を示す
> 
> —jlreq-dでは,表示が一定しない
>  →デバイスの違い,読む人により表示倍率,文字サイズなど変更可能なことが多い.
>  →使用文字サイズの範囲が大きくなった
>  →必ずしもベタ組が選択されるわけでない
>  →行長,行間ではJLReqと変わらないか?
> —jlreq-dでは,経済性の考慮は,どこまで考えるか
>  →JLReqでは,行の調整処理や行長や行間なども,最適というよりは経済性も考慮して決めていた例がある,カラーもかなり費用を考えないで使用できる
> —JLReqでは,組版処理機能は,ある程度のものを前提としていた.jlreq-dでは,必ずしもそうではない.高機能のものから,そうでないものまである.
>  →行頭・行末そろえが選択できない場合もある
>  →字間の処理もベタ組しかできない場合もある
> —jlreq-dでは,文書の目的も多様である
>  →JLReqでは,長文が前提であるが,jlreq-dでは,必ずしもそうではない.
>  →文字サイズ,字間処理なども,ベタ組以外の処理も選択される場合もでてくる
> —jlreq-dでは,組方向も変更可能な場合がある
>  →JLReqでも組方向は決まっていたが,jlreq-dでは,必ずしもそうではない.
>  →縦組と横組とで,どんな違い,どんな問題が出るか.
> —jlreq-dでは,自動処理の機能を高めて行く必要がある
>  →再表示が多いことがあり,すべての処理を自動で行うことがの望ましい
> —jlreq-dでは表示内容を読む際に変更できることもあり,アクセシビリティ等を考慮し,データを加工して表示できることもある
>  →漢字の読みを示す,分かち書きにする,など
> 
> 3.2 フォントの要件と字間の選択
> —日本語フォントの要件と全角という用語
> —ベタ組・アキ組・ツメ組
> 
> 3.3 行組版の処理
>  3.3.1 全角の定義
>  3.3.2 文字クラスと文字間の処理
>  3.3.3 問題となる約物の字間処理
>  3.3.4 ラテン文字の処理
>  3.3.5 行の調整処理
>  3.3.6 分かち組の処理
>  3.3.7 強調の方法
> 
> ●4 ルビ処理
>  4.1 ルビの使用
>  4.2 ルビ処理の簡略化
>  4.3 ルビの基本的な配置方法
>  4.4 ルビの配置処理
> 
> ●5 縦組と横組
>  5.1 組方向(縦組と横組)とその変更の必要性
>  5.2 組方向の変更のレベル
>  5.3 縦組と横組で字形等が異なる例
>  5.4 数字の表記と組版処理
>  5.5 ラテン文字等の処理
>  5.6 縦組と横組の句読点
>  5.7 縦組と横組の括弧類
>  5.8 縦組と横組で注意が必要な行処理等
>  5.9 縦組と横組で異なる注等の配置処理
> 
> ●6 段落の処理
>  6.1 行長と行間
>  6.2 行送り方向の処理の問題点
>  6.3 行そろえの方法
>  6.4 段落区切りの示し方
>  6.5 行取りの処理
>  6.6 行長と行間の選択
> 
> ●7 見出し・注・図版
> 
> ●8 読みやすさとアクセシビリティ
> 
> ●9 デジタルテキストのテキスト処理
>  *原稿の準備
>  *検索の問題
>  *データのマルチユースとコピーペースト
> 
> 附属書A 大きな文字サイズにした場合の字間処理
> 附属書B 文字クラスと字間処理
> 附属書C 文字クラスと分割の可否
> 附属書D 文字クラスと行の調整処理
> 附属書E 両側ルビの配置処理
> 附属書F 注ルビの配置処理

Received on Sunday, 17 March 2024 09:27:16 UTC