- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Sun, 17 Mar 2024 05:27:01 -0400
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
敏先生、 第三章案、ありがとうございます。まだ時間を使ったわけではありませんが、良さげです! 欠けていた第一章をドラフトしてチェックインしました。まだまだ荒削りです。また第二章のドラフトに取り掛かっていますが、下にまとめていただいた「考慮すべき問題」がここでも参考になりそうです。ありがとうございます。 木田 > 2024/03/16 0:28、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > 木田泰夫 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > jlreq-dの修正した内容構成案をお送りいたします.1と2は,木田さんのまとめたものをコピーしたものです. > > なかなかよい案は考えられませんので,とりあえず,冒頭に“3 日本語デジタルテキストの組版処理”に入れる案を考えてみました.それ以下も,前の案に変更を加えています.ご検討をお願いします. > > > ---------以下が構成案--------- > > ■jlreq-d内容構成案 > 2024.3.16 > > ●1 デジタルテキストとは > > ●2 日本語デジタルテキストの作り方 > > 2.1 日本語デジタルテキストで使用する文字(仮名、漢字、など) > 2.2 文字セット(JIS、AdobeJapanなど) > 2.3 文字の使い方(主に英数字と約物) > 2.4 組方向 > 2.5 日本語入力 > > ・書体の選択 > ・文字の大きさと行長 > ・段落の作り方 > ・強調の仕方 など > > ●3 日本語デジタルテキストの組版処理 > > 3.1 日本語デジタルテキストの組版処理の特徴 > > *ここでは,JLReqで対象としている書籍との違いを簡単にまとめて示す > *以下では,JLReqで対象としている書籍をJLReqといい,デジタルテキストをjlreq-dということにする. > > 主たる解説内容: > > JLReqでは,以下が前提となったいた.jlreq-dでは必ずしもそうではなく,他の方法も選択される. > —漢字と仮名の文字の外枠は,正方形である > —漢字や仮名などは,原則としてベタ組にする > —本文の段落は,行頭・行末そろえとする > —基本版面を設定し,それを参照し,それをできるだけ維持する(問題としては,特に行取りの処理をjlreq-dでは考えなくてもよい) > > 以下,考慮すべき問題を示す > > —jlreq-dでは,表示が一定しない > →デバイスの違い,読む人により表示倍率,文字サイズなど変更可能なことが多い. > →使用文字サイズの範囲が大きくなった > →必ずしもベタ組が選択されるわけでない > →行長,行間ではJLReqと変わらないか? > —jlreq-dでは,経済性の考慮は,どこまで考えるか > →JLReqでは,行の調整処理や行長や行間なども,最適というよりは経済性も考慮して決めていた例がある,カラーもかなり費用を考えないで使用できる > —JLReqでは,組版処理機能は,ある程度のものを前提としていた.jlreq-dでは,必ずしもそうではない.高機能のものから,そうでないものまである. > →行頭・行末そろえが選択できない場合もある > →字間の処理もベタ組しかできない場合もある > —jlreq-dでは,文書の目的も多様である > →JLReqでは,長文が前提であるが,jlreq-dでは,必ずしもそうではない. > →文字サイズ,字間処理なども,ベタ組以外の処理も選択される場合もでてくる > —jlreq-dでは,組方向も変更可能な場合がある > →JLReqでも組方向は決まっていたが,jlreq-dでは,必ずしもそうではない. > →縦組と横組とで,どんな違い,どんな問題が出るか. > —jlreq-dでは,自動処理の機能を高めて行く必要がある > →再表示が多いことがあり,すべての処理を自動で行うことがの望ましい > —jlreq-dでは表示内容を読む際に変更できることもあり,アクセシビリティ等を考慮し,データを加工して表示できることもある > →漢字の読みを示す,分かち書きにする,など > > 3.2 フォントの要件と字間の選択 > —日本語フォントの要件と全角という用語 > —ベタ組・アキ組・ツメ組 > > 3.3 行組版の処理 > 3.3.1 全角の定義 > 3.3.2 文字クラスと文字間の処理 > 3.3.3 問題となる約物の字間処理 > 3.3.4 ラテン文字の処理 > 3.3.5 行の調整処理 > 3.3.6 分かち組の処理 > 3.3.7 強調の方法 > > ●4 ルビ処理 > 4.1 ルビの使用 > 4.2 ルビ処理の簡略化 > 4.3 ルビの基本的な配置方法 > 4.4 ルビの配置処理 > > ●5 縦組と横組 > 5.1 組方向(縦組と横組)とその変更の必要性 > 5.2 組方向の変更のレベル > 5.3 縦組と横組で字形等が異なる例 > 5.4 数字の表記と組版処理 > 5.5 ラテン文字等の処理 > 5.6 縦組と横組の句読点 > 5.7 縦組と横組の括弧類 > 5.8 縦組と横組で注意が必要な行処理等 > 5.9 縦組と横組で異なる注等の配置処理 > > ●6 段落の処理 > 6.1 行長と行間 > 6.2 行送り方向の処理の問題点 > 6.3 行そろえの方法 > 6.4 段落区切りの示し方 > 6.5 行取りの処理 > 6.6 行長と行間の選択 > > ●7 見出し・注・図版 > > ●8 読みやすさとアクセシビリティ > > ●9 デジタルテキストのテキスト処理 > *原稿の準備 > *検索の問題 > *データのマルチユースとコピーペースト > > 附属書A 大きな文字サイズにした場合の字間処理 > 附属書B 文字クラスと字間処理 > 附属書C 文字クラスと分割の可否 > 附属書D 文字クラスと行の調整処理 > 附属書E 両側ルビの配置処理 > 附属書F 注ルビの配置処理
Received on Sunday, 17 March 2024 09:27:16 UTC