- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Tue, 27 Feb 2024 09:57:27 +0900
- To: Taku Yamaguchi <study.yamahige@gmail.com>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>, Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
山口さん、 > 段の区切りやページの区切りで段落を分割する/しないとか、 > 見出しと次の段落は同じページに置くといったトピックを含むのですよね? 今までの議論によるとjlreq-dはpaged mediaを扱いません。よって、ページの区切りの問題は扱わないことになります。 ページに分かれている、すなわち冊子形態は、紙を媒体とするメディアにとって大きな利点があります。が、デジタルでは冊子形態はこの利点を失い、先祖返りして巻物が主流であって、デジタルデバイス上のページは、従来の紙の形態の模倣のようです。 ではプリゼンテーションやハイパーカードなどのカード形式はどうなんだ、というと、どうなんでしょうね。一つのテキストの流れがカードで区切られているのではなく、一枚一枚完結ですからページとは別物ですかね。 木田 > 2024/02/27 9:45、Taku Yamaguchi <study.yamahige@gmail.com>のメール: > > みなさま、 > 山口です。 > >> 全体の構成が, >> 行処理 → 段落処理 → 見出しなど >> という流れですが,そこを大きく変えるには,まったく違った構成にする必要があるが,何か考えてみますが,明日には間に合わないかもしれない. > > 「段落処理 → 見出しなど」のあたりに、 > 段の区切りやページの区切りで段落を分割する/しないとか、 > 見出しと次の段落は同じページに置くといったトピックを含むのですよね? > > > 2024年2月27日(火) 9:20 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>: >> >> 木田泰夫 様 >> みなさま >> >> 小林 敏 です. >> >> >>>> “全角ベタ組を前提としない”という項目を,冒頭近くに設ける >> >> 木田泰夫 さんwrote >> >>> デジタルでも多くの場合は全角ベタではないでしょうか? 異なるのは欧文のデジタルでの作法に合わせて、行頭揃え、行末は成り行き、という組み方が増えた、見方によっては主流になったというところかと思います。他に気がついておくべき重要な変化はありますか? >> >> 実をいうと,全角ベタ組以外のツメ組は,紙の本で雑誌での採用があったのですが,特に横組の書籍でも徐々に増えている状況があり,また,Webの組版の解説でもツメ組(といっても対象は見出しが主ですが)が行われています.そして,和文でも文字面を元にしたツメ組が技術的に可能になっている現状は無視できないと考えたのです. >> >> デジタルテキストでの変化では,あと本文のフォントにゴシック体が増えたことかなあ.でもゴシック体が本当に読みやすいか,特に長文ではどうかな? 私は,モニタで電子書籍を読む機会がないので,なんともいえない.少なくとも,今の私のデジタルテキストを読む環境では,長文のものは,あまり読みたいと思っていない. >> >> 文字サイズも,基準がなくなったという意味では変化かな. >> >> また,行長や行間も,似た状況にあるように思います. >> >>> >>> 用語の定義の質問ですが、欧文も原則として、文字の外枠の次に次の文字の外枠を配置しますので、ベタ組み、といって良いですかね? アキ組&詰め組はトラッキング? >> >> 山本さんがなんというかわかりませんが,私はベタ組といってよいと思います.つまり文字の外枠(仮想ボディ)を接して組んでいくわけですから.ただ,カーニングが自動処理されていれば,それは厳密にはベタ組とはいえないと思いますが,…… >> >>>> B案 趣旨はA案と同じであるが,全体の構成を見直し,組み替える.具体的な案は,これから考えるが,すこし時間はかかりそう. >>> >>> この案もお願いしてもいいですか? 見てみたいと思います。 >> >> これからの会議では,話題にしてもよいが,あまりいい考えは,現状では思いついていない.考え続けていると,何か思いつき,それで展開できかもしれない,まったく違った構成にできないかな,ということです.なにかいい考えがないか,考え続けるようにはしたいと思っています. >> >> いずれにしろ,各項目のテキストを整備していく作業,追加のテキストの作成は,構成とは別に進められると思います. >> >>> というのは行組版は一番ある意味深いところにあって、ユーザーにとってなかなかいじりにくいところ。それに反して、段落やタイトルなどの文書構造、行長や行間といった構造、大きな文字にまつわる問題、といった話題はエンドユーザーにも興味のあるところなので、第2章からのグラデーションとしても良いかなと。 >>> >>> もちろん、別の観点での構成も検討すべきかと思います。例えば、大きなところから小さなところへ、と考えると余白の話から、横組で縦スクロールの場合主に左右の空白の問題になりますが、そこから行長などの問題に入るとか。現在の案のように、その反対に文字を並べる小さなところから広げてゆく。 >>> >>> この辺り小林さんいかが思われます? >>> >>> 木田 >>
Received on Tuesday, 27 February 2024 00:57:45 UTC