Re: jlreq-dの大見出しレベルの構成

木田泰夫 様
みなさま

 小林 敏 です.

  木田泰夫 さんwrote

>前々回の話では(構造化)テキストと、スタイルを分けるという話になっていましたが、敏先生の案では、スタイルの中からフォントを切り離して、まず「文字とフォント」ですね。
>
>その次の「3.文字と表示形式」「4.問題点」は何を扱うんでしょう? 書き手はワープロを利用してできることはできますから、そこで重要なことは最初の方でカバーしたいと思っていますが、いかがでしょう?

テキストの“構造化”と、“スタイル”を分けて考えることは,その必要はありますが,ここの説明では,どう関係してくるのでしょうか.3は,もっぱら,テキストの“構造化”を分離し,それだけを説明するということは,どうも木田さんの考えているのと,私は違うように感じているのですが.例えば,縦組と横組の問題は,テキストの“構造化”だけの問題ではなく,“構造化”と“スタイル”の両方に絡んでくる問題のように思います.

また,最初でカバーしたいという“重要なこと”との内容は,どんなことですか?

ところで,私が気にするのは,2と3と4で問題をどう切り分けるかということが重要と思うんです.

2は文字とフォントと限定すれば,その内容は,それなりに明確ですし,これまでの議論の感じでは,そのようにもまとめられるのではないか,と思ったからです.ただ,フォントと文字配置の処理は,完全には切り離しできません.その中間的な問題もあり,その扱いは考えないといけないでしょう.

では,3と4の差はなんでしょうか? 3以降は主に組版の問題というか,文字をどう配置するかという問題になるかと思うんですが,説明内容にどういう違いを考えるかだと思います.

その1つの方法として4以降を“問題点”(ちょっと落ち着かないので,気に食わないのですが)とし,ある意味で,特殊なというか,ある種の限られた問題に限定し,3では,まさに基礎知識(中身がなにかを言っていないので,この言葉も私は気に食わないのです)を主にするという方法です.(そう考えてもよいかな,ということで,前のメールに“問題点”と追記してみたのです.)

とうぜん,タイトルもそれに応じたものを考える必要があります.

もう一つは,3はデータ作成段階で考えるべき問題(主に構造化されたテキストを準備しなさいという問題),4はそのように準備されたデータを実際に配置処理をする際に問題となる事項を主にする,という考えです.(前に書いたように,どうも木田さんのこれまで書かれてきた内容からは,どうもそうではないように思うのです.)

そして,3つ目は,前のもの2つを折衷する方法です.(どう折衷するかは問題ですが,たぶん,木田さんの考えているのは,これではないかとも思っています.)

いずれにしろ,2と3と4で問題をどう切り分けるかが,問題のように思います.

Received on Wednesday, 5 June 2024 02:54:32 UTC