- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Thu, 30 May 2024 14:07:15 +0900
- To: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
山口 様 みなさま 小林 敏 です. デジタルテキストでの図版の組版処理に何を書いたらよいかは,注と同様に,まだ議論はほとんどなされていませんので,問題点をいろいろと出して議論がされていくとよいと思います. Taku Yamaguchi さんwrote >> 最初に図とキャプションは一体として > >つまり、こういう要件があるのでしょうか: >* 図とキャプションは一体なので、図とキャプションの対応が分かるように配置する。 >* 図とキャプションは一体なので、キャプションがテキストと区別されること。「キ >ャプションがテキストの一部ではない」ことが分かるように配置する。 “最初に図とキャプションは一体として”という説明は,あくまで問題に切り分けのためです. いずれにしろ,山口さんの指摘した通りだと思います.そして,田嶋さんが指摘されたように,図版とキャプションが泣き別れは避けないといけない,という問題もあります.(ただ,紙版の場合,見開きの図版などでは,別の工夫も必要です.) 本文とキャプションの区別は,一般にタイトルの図番号が入るとともに,配置位置,文字サイズやフォントを変えるという差異を付けて区別しています. 実際に田嶋さんのいうように“キャプションは図版と一緒に画像化”は,処理のしやすさという点ではよいでしょうが,それ唯一の解答かどうか議論する必要があります. >「全体の配置」のコレ >> 問題4 “回り込み”をしない場合,何が問題となるか. >> 2 図版とテキストとの行送り方向のアキ >と >「図とキャプションの関係」のコレ >> 問題2 図とキャプションのアキは >とは関係していて、「キャプションがテキストの一部ではない」ことにも配慮する気 >がします。 その通りです. >「図とキャプションの関係」のコレは >> 問題3 キャプションが長い場合 >キャプションの行長も考えどころな気がします。キャプションの行長がテキストと同 >じだと、紛らわしいのではないか。 横組で,図版の下(又は上)にキャプションを配置する場合で,回り込みをするときは,当然,キャプションの行長は,図版の左右の長さに限定されます.回り込みをしない場合は,図版の左右の長さも影響しますが,図版の左右によりはみ出すことはあってよいし,そのような配置例は多い(図版の左右の長さやキャプションの字数などを考慮し,バランスを考慮して決めいています).いずれにしろ,本文よりは短くするのが一般的です.それで本文とも区別できます.
Received on Thursday, 30 May 2024 05:12:02 UTC