- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Tue, 23 Apr 2024 12:35:43 +0900
- To: Koji Ishii <kojii@chromium.org>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Koji Ishii 様 小林 敏 です. 私の考えは,石井さんのご指摘の通りです. 山本さんの考えも,それほど違いがないが,きちんと対応するのなら,ラテン文字の記号・約物を一括するのではなく,文字クラスを分けないと対応できない,ということです. 具体的な主な問題は,以下です. 1.主にラテン文字の括弧類は,和文中に使うケースはあるを前提にするか,それとも,それは,望ましい使い方でないから無視してよいか. →無視しないのなら,ベタにしたい. →無視してよいならラテン文字と仮名・漢字はベタでなくてよいが,2の問題との関係だけで考えればよい. 2.ラテン文字と仮名・漢字が並ぶケースは,分けると,以下の2つがある. 2.1 アキをとりたいケース 例: 都市vs.農村 経済学者のP. A.サムエルソンは,…… アルフレッドT.マハンは,…… 所有格を示す場合ladies'のように-sで終わる…… を表すI quickly finished my lunch.とI finished my lunch quickly.と副詞で…… 2.2 アキをとりたいくないケース 例:合印にラテン文字を使う である*.…… 組版*は…… ですから,ベタにしたいラテン文字の記号類とベタにしたくない記号類と,分けられそうであるので,きちんと対応するなら山本さんのいうように分ける. そこまでする必要はないので,問題のケースは,何か工夫できないか,そうであれば分けなくてよい.その場合,2.1のケースは,そう多くないし,特に人名の省略符は,別の処理方法もあるので,一律にラテン文字の記号類と仮名・漢字の字間はベタでよいとする. さて,どうしましょうか? ということです. Koji Ishii さんwrote >議論を見ていて、敏先生・木田さんと、山本さんの間に、目指しているゴールに違い >があるように思えるのですが、いかがでしょう? > >私の理解がずれていたら申し訳ないのですが、私見では > > - 敏先生・木田さんは、組版的には間違った用法も含めて、より問題の少ない方法 >を模索している > - 山本さんは、使われているフォントを元にして校閲する際に、望ましい結果を作 >るための調整を入れやすい方法を模索している > >ように見られました。 > >ずれていたら申し訳ないのですが、何を目指しているのか、という点を再確認できま >すでしょうか?
Received on Tuesday, 23 April 2024 03:35:53 UTC