- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Fri, 20 Oct 2023 13:44:53 +0900
- To: "Atsushi Shimono (W3C Team)" <atsushi@w3.org>, public-i18n-japanese@w3.org
下農 様 みんさま 小林 敏 です. 一般の認識はそうなんだ. 正確にするため,括弧の字幅を二分と考え,改行行頭の括弧は二分下ガリ(全角の括弧をそのまま配置),折返しは,天付き(字幅を二分の括弧)の前を空けない,という配置方法について この方法は,前のメールに書いたように文芸書が多い大手出版で採用している方法です.例を挙げる講談社,新潮社,中央公論社,筑摩書房,文藝春秋,集英社などがそうです.ですので,日常は,よく見ているはずですが,この例にように改行先頭と2行目に,たまたま並んだので,気になるのでしょう.上記の出版社の書籍では,これを許している. さらに言うと,1行ドリ(前を1行空けること多い)のゴシック体の見出しを1字下ガリにします.この見出しの先頭に括弧があると,正確に全角下ガリにする(アキと括弧を含めて全角半).その次の段落先頭に括弧が二分下ガリで続くと,見出しと本文の先頭位置の横並びがそろわない.それも許容している. また,二分下ガリの括弧で始める段落は,段落として認識しずらい場合もある,という意見もある. こうした問題がありながら,こうした出版では,小説など行頭に会話など括弧が多いので,全角下ガリ,ましてや全角二分下ガリは,下ガリすぎと考え,段落先頭行の括弧は二分下ガリにしているのです. さらにいえば,上記のような出版社の書籍は,刊行点数や部数も多いので,多くの方が目にしているのですが,苦情は聞いていないと思うので,それはそれでいいんでしょう. ただ,私が組版する場合は,こうした処理は採用しないが,…… "Atsushi Shimono (W3C Team)" さんwrote > shimonoです > JL-TFの中でほぼ一人だけ素人という立場からいうと、最初に挙げられた同じ"『"での場合にものすごく違和感を感じてしまいました。論理的には2行目以降は天付きってのはわかってはいるものの、端物的なところ(新聞・雑誌も近い?)で出てくるとなんか表示的な面での思考が走ってしまう感です。 > いろいろ考えていたところではありますが、、紙の書籍を読むのが一般的でない世の中の状況下、というところでは、「崩れ」と認識されても仕方ないのかなとは思います。。 > > 手近のところで聞いてみたのですが、やはりほとんどが「これが表示されてきたとしてもぱっとは気になるところまではいかないかもしれないが、自分で書いてるサイトだったらリリース前に絶対止める」という反応でした。(後半はわたしも同じ)
Received on Friday, 20 October 2023 04:46:59 UTC